元ネタとしてよく使われる、仏教・中国の言葉

四天王・輪廻転生・四神・太極図・風水などなど……和風ファンタジーなどで登場しますよね。順不同で紹介していきます


この記事の画像は、すべてウィキペディアより

仏教の単語

・輪廻転生(りんねてんせい、りんねてんしょう)

人が動物なども含めた生き物に生まれ変わること。仏教だけでなく世界中の宗教などにも見られる考え方。昔の人の生まれ変わり・前世といったアイディアにもつながる。

・四天王

仏教における4人の守護神。東を守る持国天、南の増長天、西の広目天、北の多聞天(毘沙門天とも)。ここから転じて有力なメンバーを「~四天王」と呼ぶこともよくある

なお、この4尊(仏さま神さまの数え方は「尊」)がいるのは「四大王衆天」という場所。そして、ここは天界の1番下の部分!

意外と地位が低いような? 元々の仏教用語的には天界の1番下にいる守護神。「4つ」の「天」の「王」って、漢字を見ると超すごい感じだけども

まぁ、地位が低い・したっぱというよりも天上界の入口を守る最前線の守護神と言うべきなのかもしれないが、なんにせよ天の中では1番下に住んでいる神様。

・十二神将

薬師如来を守る、十二の武神

・印相(いんそう、いんぞう)

ヒンドゥー教及び仏教の用語。印契(いんげい)、あるいは単に印(いん)とも。両手で示すジェスチャーによって、ある意味を象徴的に表現する。仏像の手の形。

フィクションに出てくる忍者の「印」の元ネタだと言える。

・九字護身法(くじごしんぼう)

↑の印相から派生した日本の民間呪術。主に仏教で使用され、神仏の加護によって病魔や災厄を祓い遠ざけるとされる。

本式とされる『切紙九字護身法』(きりかみくじごしんぼう)と、その略式とされる『早九字護身法』(はやくじごしんぼう)の2種類に分類される。

切紙九字護身法では9種類の印契を使い、早九字護身法では空中に指で9本の線を引く。

・因果(いんが)

因は原因、果は結果。ざっくり言えば「善いことをすれば良いことが起こり、悪いことをすれば悪いことが起こる」ということ。

ただし、仏教では輪廻転生の考え方もあり因果は死を超える。過去生での行為によって現世の環境が決まり、現世での行為によって来世の環境が決まる。

・地獄

仏教における最下層の世界。罪を犯したものが輪廻転生する場所。地獄の種別や位置は、経典により差異がある。八大地獄・百三十六地獄・六万四千地獄など様々な地獄が説かれるが、有名なのは八大地獄。

八大地獄の最下層、阿鼻地獄(無冠地獄とも)に落ちてしまうと349京2413兆4400億年の苦しみを受けないと出てこれない。仏教は意外とスケールが大きい。

中国の単語

・四神(ししん、しじん)

四獣(しじゅう)、四象(ししょう)とも。中国の神話の中で天の四方の方角を司る霊獣。東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武。五行説には、中央に黄龍(書籍によっては麒麟の場合もある)を加えた五獣の形で取りこまれている。

青龍偃月刀・白虎隊・朱雀門・玄武洞など、四神にちなんだ事物は数多い。日本の作品にもよく出てくる。

・四霊

麟(りん、麒麟)・鳳(ほう、鳳凰)・亀(き)・竜(りゅう)の4種類の架空の生き物。良いことが起きる前兆だとされ、優れた権力者の時代に現れるとも言われる。

鳳凰(鳳凰)は、5色の鮮やかな色彩の霊鳥。鳥類の長。麒麟(きりん)は、形は鹿に似て大きく背丈は5mあり、顔は龍に似て、毛は黄色く、身体には鱗がある。獣類の長。


↑麒麟

・仙人

中国の道教において、不老不死を得た人を指す。道教の不滅の真理である、道(タオ)を体現した人とされる。清らかで俗世を離れた仙境にて暮らし、仙術をあやつる。

・陰陽

世界の全ての物事を「陰」と「陽」の2つに分類する考え方。太極図(たいきょくず)で有名。陰と陽は互いに対立しつつも、一方だけでは存在できない。善悪とは違う考え方。代表としては女が陰、男が陽。

日本においては五行思想と結びついた、 陰陽五行思想(いんようごぎょうしそう)として定着し陰陽道へと独自に発展する。

五行思想とは、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという考え方。

・風水(ふうすい)

古代中国の思想で、都市・住居・建物・墓などの位置の吉凶禍福を決定するために用いられてきた。気の流れを物の位置で制御するという考え方。ただし、現代日本で行われている風水占いの多くはもはや別物であることが多い。

・干支(じゅうにし)

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥のこと。それぞれに割り当てられる動物は国によって違う。元々は日付を記録するための漢字だったとのこと。

・西遊記

中国で16世紀の明の時代に成立した小説。主人公である「三蔵法師(さんぞうほうし)」は実在した人物だが、西遊記はフィクション。仏教の僧である三蔵法師が、孫悟空(そんごくう)・猪八戒(ちょはっかい)・沙悟浄(るごじょう)を従え、幾多の苦難を乗り越え天竺(インド)を目指す物語。

孫悟空の技である觔斗雲(きんとうん)と、道具である如意棒(にょいぼう)も有名。

・三国志

魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国が争った、三国時代の歴史を述べた歴史書。そして、これを元にした娯楽小説が『三国志演義』。現代のゲームなどのイメージは、こちらの三国志演義の方がベースだと言える。

曹操・劉備・関羽・張飛・趙雲・呂布など、現代でも良く使われる人気キャラクターも多数。

 

合わせて読みたい! ファンタジーの元ネタシリーズ