「トランプ」の豆知識と小ネタ ~シンプルにして多種多様!~

意外と国によって絵柄・枚数が違うそうですよ! 知ってました? それしても、トランプによる遊び方もすごく多くの種類がありますよね~。

というわけで、今回のテーマは「トランプ」。日本だと、遊びや手品に使う4種各13枚の計52枚(+α)を1セットのカードのことですね! プレイングカード・西洋かるた、とも。

アナログな遊びだけど、なんだかんだ今でも人気。みなさんも学校時代にはトランプで遊んだ思い出があったりしませんか? 修学旅行の夜とか定番でしょ~。

不思議の国のアリスを代表に、フィクションの中にもよく登場。マンガなどにもトランプを使う、かっこいいキャラクターが出てきたり!

国によって違う!

↑で「日本では」と書きましたが、実はトランプって国によって色々と違いがあるんですよ! 1セットの枚数も20枚から108枚まであり、イタリアでは40枚だったりロシアでは36枚の簡易版が売られていたりします。

スート(トランプのマーク。日本だとスペード・クラブ・ダイヤ・ハート)も国によって違いが!

イタリア・スペイン及びラテンアメリカ諸国で使われているスートは「剣・カップ・貨幣・杖(もしくは棍棒)」。剣がスペード、カップがハート、貨幣がダイヤ、杖がクラブに対応するとのこと。


↑イタリアの40枚トランプ。オシャレ!

ドイツのタイプでは、スートは「鈴・心臓・木の葉・ドングリ」

私たちの知るトランプの直接の源流はフランスタイプ。スートは「スペード・クラブ・ダイヤ・ハート」であり、枚数も52枚。ただし、フランスの絵札には特定の人物が当てはめられています。


↑スペードのクイーンは、ギリシャ神話のトリトンの娘である「パラス」

↑ダイヤのキングは、古代ローマの「カエサル」

フランスタイプがイギリスに伝わると、特定の人物モデルは無くなりました。これが英米タイプであり、明治以降の日本で一般的になって今に至ります。

一応、英米日のタイプが「世界標準タイプ」になっているそうだけど、世界各地に色んなトランプがある!

私自身も調べてみるまで「トランプはトランプでしょ?」なんて思っていました(笑) こんなに色々と違いがあるとは。

名前の由来も、色々

また、名前も世界各地で違います。英語圏では「playing cards(プレイングカード)」と呼ばれます。

英語のtrump(トランプ)は本来は幾種類かのゲームのルールにある「切り札」の意味。なぜ、これが日本で名前として定着したのか分かってないようですよ?

南欧各地では、スペイン語の「baraja・naipes」のようにトランプを意味する専用の単語が。一方で、フランス語「carte à jouer( キャルト・ア・ジュエ)」、英語「playing cards」のように「遊戯用カード」という一般な表現のタイプも。

日本語のようにゲーム用語から全体の名前になったタイプもあり、中国語の「撲克(プーコー)牌」やタイ語の「ไพ่ป๊อก(パイ・ポーク)」はポーカーに由来するとのこと。物事の名前ってのも面白い。

トランプの歴史

トランプ誕生の地は色々と説があって、はっきりとは分かっていません。しかし、現状では中国が最も可能性が高いとのこと。

他にもインド・古代エジプト説などもありますが、何にせよアジアの地域で生まれたものがイスラム圏を通ってヨーロッパに伝えられたとされます。

イスラム圏のトランプは、偶像崇拝の禁止によって絵札に人間が描かれませんでした。代わりに文字で説明が書かれていたとのこと。スートは「ダラーヒム(=貨幣)、トゥーマーン(=カップ)、スユーフ(=刀剣)、ジャウカーン(=ポロ競技用のスティック)」

←15世紀のマムルーク朝のトランプ。綺麗ですね!

ヨーロッパに伝わった時期も不明確だけど、14世紀には各地に記録があるよう。そのうちのフランスタイプがイギリスに伝わり、さらにイギリスからアメリカに伝わり今の英米タイプ(=世界標準タイプ)になりました。

日本へは、16世紀に、ポルトガルからラテンタイプが伝来。48枚の札からなっており、ポルトガル語のcarta(カルタ) がそのまま日本語に。

ひらがなで「かるた」と書かれたり、漢字では「賀留多」「歌留多」「紙牌」など。つまり、カルタもトランプの一種なんですねぇ。

その後、明治時代に英米タイプが輸入されるようになり現在に至ります。ちなみに、占いなどで使われる「タロットカード」もトランプから生まれたそう。知ってました?

 

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トランプによる遊び

トランプによる遊び方って、本当に色々とありますよね。たった1つのセットで多くのゲームを楽しめる。これこそがトランプの魅力であり長く受け継がれている理由でしょう! 

というわけで、トランプによるゲームの例をウィキペディアから下に引用してみますよ

数字
29 – 51
あ行
アメリカンページワン – アリュエット – ウィザード – ウインクキラー – うすのろ – 絵取り – オンブル
か行
カシノ – カジノウォー – カップル – カナスタ – カリビアンスタッド – カルキュレーション – キャンフィールド – クリベッジ – クレイジーエイト – クロンダイク – ゴニンカン – ゴルフ – コンキアン – 拱猪 – コントラクトブリッジ
さ行
ケン紅点 – ジジ抜き – 7並べ – シットヘッド – シャーフコップフ – ジャック叩き – シュナプセン – 争上游 – 神経衰弱 – ジン・ラミー – スカート – スコパ – ストリップ・ポーカー – スパイダー – スパイト・アンド・マリス – スピード – スペード – セブンアップ – セブンカード・スタッド – セブンブリッジ – 戦争
た行
大富豪 – ダウト – 鋤大D – ツーテンジャック – テキサス・ホールデム – デューズ・ワイルズ – 闘地主 – ドゥラーク – ドボン – トラッポラ – トラントエカラント – トレッセッテ
な行
ナポレオン (イギリス) – ナポレオン (日本) – 二・八
は行
ハーツ – パイ・ゴウ・ポーカー – バカラ – バカラバンク – ババ抜き – パンギンギ – ピケ – ピノクル – ピラミッド – ファイブハンドレッド – ファロ – 豚のしっぽ – 2人用スカート – ブラグ – ブラックジャック – フリーセル – ブリスコラ – プリミエラ – プレフェランス – ブロット – ページワン – ホイスト – ポーカー – ポープ・ジョーン – ポッヘン
ま行
マイティ – ミニバカラ
や行
ヤス – ユーカー – 四つ葉のクローバー
ら行
ラミー – レットイットライド – レッドドッグ

いやー、本当に色々ありますね(笑) みなさん、どれだけ知ってますか? 私は全然分かりません。

また、これでも遊び方の一部であり世界全体では何百種類もあるとのこと! トランプすごい! ちなみに「ポーカー、コントラクトブリッジ、ジン・ラミー」が世界三大カードゲーム。

多種多様なゲームが存在しているため分類は難しいようですが、ざっくり言うと4種類あります。

①ストップ系……手札をルールに従って出していき、他のプレイヤーより早く手札を無くすことが目標(七並べなど)
②トリック系……1枚づつカードを出していき、1番強いカードを出したプレイヤーが場のカードをすべて取る。(ナポレオンなど)
③ラミー系……麻雀に似ている。引く捨てるを繰り返して特定の組み合わせを目指す。(ポーカーなど?)
④カシノ系……花札に似ている。手札と場にあるカードを合わせて取っていく。(カシノなど)

カードマジック

↑のようなルールがあるゲームだけでなく、トランプは手品にも良く使われますよね! トランプカードを使った手品をカードマジック(Card magic)、やる人をカーディシャン(Cardician)と呼びます。

カードマジックの解説が登場した最初の本は、1584年にイギリスのレジナルド・スコットによって出版された『Discovery of Witchcraft』(『妖術の開示』)。

この本には5つのカードマジックが解説されているそうです。本に書かれてたのが1584年なので、カードマジック自体はもっと古くからあったのでしょう!

そして、1902年にアメリカのS・W・アードネスが出版した『The Expert at the Card Table』(邦訳『プロが明かすカードマジック・テクニック』)が初めてのカード・テクニックの専門書。

実は、この本はイカサマ師の手口の紹介が目的だったけれど、マジシャンから高く評価されました。

日本では、1725年に早水兼山によって書かれた『万世秘事枕』や1727年の『和国知恵較』にカルタを用いた奇術(和妻)が紹介されているとのこと。

カードマジックのタネは、ギミックとスライハンドとセルフワーキングの3種類だと言われています。

ギミックとは仕掛けのことで、カードに仕掛けがある場合もそれ以外のものに仕掛けがある場合も。

スライハンドとは熟練の技術であり、指先のテクニックや演出。

セルフワーキングとは数理的な原理によって手順とおりに演じれば必ず同じ結果になるもの。特別なシャッフルの仕方などで可能。これらの要素が複数組み合わさって成立しているマジックも多くあります。

トランプはゲームだけでなく、手品の世界も奥深い! またまた、占いなどにも使われますしね~。トランプの利用法は多種多様!

カードのシャッフル

ついでに、カードの混ぜ方も紹介。トランプを使うときは必ず必要になってくる動作ですもんね! これも色々とあったり。

ディール
ヒンズー
オーバーハンド
モンジーン
リフル
ファロー
マシンガン
ウォッシュ
リバプール、など

カードの混ぜ方だけで、こんなに種類が! 私はディール・ヒンズー・ウォッシュぐらいしかできませんね(笑) みなさん、はどれだけ出来ますか? リフルシャッフルができるとかっこいいですよね~。


↑リフルシャッフル

人間の想像力はすごい!

本当にトランプは色んな使い方されているもの。歴史の中で多くの人が多くの楽しみ方を発明してきました。

絵と数字が書かれているだけのカードで、こんなに多くの楽しみ方を思いつくなんて! 人間の想像力はすごい。

別にトランプのカード自体が面白いわけではないでしょう。ルールや遊び方を加えることによって多種多様な楽しさが生まれるのです!

まとめ

・アナログな遊びだけど、なんだかんだ今でも人気。学校時代にはトランプで遊んだ思い出があったりするのでは?

・不思議の国のアリスを代表に、フィクションの中にも良く出てくる。

・実は、トランプって国によって色々と違いが! 枚数、絵柄、名前などが違う!

・アジアで生まれたとのこと

・トランプによる遊び方って、本当に色々とある!

・手品にもよく使われる。トランプの使い方は多種多様!

・絵と数字が書かれているだけのカードで、これだけ多くの楽しみ方を思いつくなんて! 人間の想像力はすごい。