ノラ犬は許されないのにノラ猫がセーフな理由を生物学的に説明するよ

By 新 日 本 奇 行 ふたたび (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) or GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], via Wikimedia Commons

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日本だと野犬はほとんどいませんよね。すぐに通報されて保健所が捕まえてしまう。しかし、ノラ猫は色んな街にいるもの。危険だとは思われず人々に怖がられていない。

大学にノラ猫が住んでいて可愛がられているのは定番。しかし、ノラ犬が歩き回っている大学なんてないはず。

両方ともペットしては定番だけど、この違いは何なのか? 分析してみますよ。理由を考えてみたことってあります?

そこには生物としての違いが影響している! 大きく言って2つあるでしょう。

①犬は自分より大きな生物も襲う。猫は小さなものだけ

まず、もっとも基本的なところして「狙う獲物の大きさ」の違いがあります。犬も猫も肉食性だけど猫は人間にとって危険になりにくい。

犬の祖先はオオカミ。そして、オオカミの獲物はシカ・イノシシなど。そして、これらの生物はオオカミよりも大きく重い。

犬には自分よりも大きな相手でも獲物だと判断する本能がある。つまり、小型犬・中型犬であっても人間に襲い掛かる可能性が。これは非常に危ないですよね。だからノラ犬は危険であり放置は許されない。

これに対して、猫が狙うのはネズミや小さな鳥。猫は自分より小さな相手しか狙わない。猫は人間を獲物だと判断しないってこと。だから危険が少ない。

個体によってはチワワなどの小型犬よりも大きな猫はいたりする。しかし、獲物と判断する生物の大きさの違いから人間にとっては小型犬の方が危険。

②犬は群れる。猫は単独。

また、オオカミは群れを作る習性があります。群れを作って自分より大きな生物でも殺して食べてしまう。それがオオカミの生き方。

この習性はペットの犬にも残っているはず。よってノラ犬も数が増えると群れになる危険が出てくる。だから、群れになる前に急いで捕まえる必要が。

群れになると↑の①とも関連して人間を獲物として襲う可能性が増えますからね。それは放置できない。

比べて、猫は群れを作らない。数が増えてもそれぞれが独立して生活するだけ。ノラ猫が1匹でも10匹でも人間にとっての危険性は低いまま。急いで捕まえる必要はなし。

以上の2点の生物学的な性質の違いから、ノラ犬は人間にとって危険だけどノラ猫は危険度が低い。だからノラ猫は捕まえなくてもセーフだと判断されたりするのです。

狂犬病について

ここまでの説明を見て「犬には狂犬病の可能性もあるから危険なんじゃないの?」と思った人もいるかもしれません。

しかし、狂犬病は猫にも感染します。というか人間を含む全ての哺乳類に感染するとされていて、別に犬だけってわけじゃないんですよね。

感染された動物に噛まれることで人間にもウィルスが感染。致死率の高い危険な病気で、今でも世界中で多くの死者が。

というわけで犬には狂犬病の可能性があるから危険、というのは不正確で犬は人間を積極的に噛みついてくる危険性があるので感染の可能性が高いと考えた方が正しい。

まぁ、日本では1957年を最後に狂犬病の感染は確認されてないのであまり心配はしなくていいんでしょうけど。

まとめ

①犬は自分より大きな生物(=人間)でも獲物と判断する本能がある

②犬は群れを作る。猫は単独生活

これら2点の違いからノラ犬は危険性が高く放置は許されない。犬と猫には生物学的に大きな違いがある。

当たり前の話だけど、当たり前のことを改めて考えてみるのも楽しいものです。

 

こんなところにも違いが!

SNSで犬よりも猫の写真が多い2つの理由
犬の画像って意外と少ない気がしますよ。猫の方が多彩なアングルとポーズの画像が取れてるのでSNS映えして人気なのでは。