どうしてSTGは衰退したのか? その根本的理由と、必然的結果!

2Dシューティングは衰退したと言われます。その理由を考えてみると、古臭いジャンルの必然的で当たり前の結果だったのです!

というわけで、今回は「どうして2Dシューティングは衰退してしまったのか?」について意見を書いてみたいと思います。私の好きなジャンルなので、はりきって行きます!

悪いのは誰だ!?

2Dシューティングの衰退に関して良く出てくるのは「難しく作品が増えすぎたから衰退したのだ!」って意見。つまり「高難易度衰退論」と言えるでしょう。

しかし、これは間違いだと思います。もちろん、影響がなかったわけではないでしょうが主な原因は他にあります。

他にも「ゲームシステムに工夫がなかった」「新規へのアピールをしてないせいだ」などの意見もありますが、こういった部分も大して重要ではないのでは。要は、「メーカーが悪かったせいではない」と私は考えています。

じゃあ、マニアが悪かったのでしょうか? これもよく言われること。「シューティングマニア(シューター)は排他的すぎた!」なんて意見ですね。

しかし、これも間違いだと思います。マニアは排他的だったかもしれませんが、それは衰退の直接的な原因ではないでしょう。どちらかと言えば、結果です。

メーカーも悪くない、マニアも悪くない。じゃあ、悪いのは誰なんでしょうか? 私の意見は「誰も悪くない」です。確かに、メーカーもマニアも失敗した所はありますが、それは衰退の主な要因ではないと思いますよ

あえて言うならば、「2Dシューティングというジャンルそのものが悪かった」ってことになると思いますね。詳しいことは後で説明していきます。

そもそも、なぜ人気だったのか?

そもそも、なぜ2Dシューテイングが人気だったのでしょうか? 他の人のSTG衰退論を読んでいると、この部分を考察していない気がします。

「人気がなくなった理由」を考えるなら、「人気があった理由」を考える必要性があるはずでは。

2Dシューテイングが人気だった理由、私が考えるに「新しいゲームであり、他のゲームジャンルが少なかったから」って所だと思います。

スペースインベーダーから人気になった2Dシューテイングは、当時は新しいゲームジャンルでした。そして、格闘ゲーム・RPGのようなジャンルはまだ登場していなかったのです。

何を当たり前のことを言ってるんだ? と、思った方もいるかもしれません。しかし、これが人気がなくなった理由に直結します。

つまり、衰退した理由は「古いゲームになり、他のゲームジャンルが多く登場したから」ってことだと思うんですよ。

面白かったから人気があった、というよりも、他のゲームジャンルが少なかったから遊ぶ人が多かっただけ。選ばれていた、といよりも、他に選択肢がなかった。ちょっとキツイ言い方だけど、そういう部分が多かった思いますよ。

そうなんだったら、他のゲームジャンルが出てくれば衰退するのは当然ですよね。だからこそ、この記事のタイトルに「必然的」という単語を使っているのです。

原因と結果が、逆

「メーカーがマニア向けの難しい作品ばっかり作ったから、2Dシューテイングは衰退したのだ!」「マニアばっかりになって、一般人は減った」こういう意見もよく見ます。

しかし、これって逆だと思いません? なぜ、メーカーはマニア向けの作品ばっかり作ったのか? それはマニアしか残ってなかったからでしょう。マニア以外にもお客がさくさんいるなら、メーカーだってマニア向けばっかり作りませんって。

なぜ、マニアばっかりになったのか? それは一般人が減ったから。一般人が減った理由は↑に書いたように、他のジャンルが登場したから

つまり、他のジャンルに人が取られる→一般人が減る→マニア向けのゲームが増える→他のジャンルに人が取られる(以下ループ)って感じでは。

マニア向けのゲームが増えたのも衰退の原因の1つではあるけれど、そもそも出発点は他のジャンルに人が取られたことなのです。

2DSTGの欠点

さて、今まで2Dシューテイングは他のジャンルに客を取られたって書いてきましたが、どうして客を取られたのでしょうか?

それは2Dシューティグのジャンルとしての性質が関係しています。ここが「根本的理由」です。順番に見ていきましょう

①ゲーム性の幅が狭い!

2Dシューティングってのは、限定的で遊び方の狭いジャンルなんですよ。だって2D&シューティングなんですよ? 主人公の機体は平面的な動きしかできませんし、やることは敵の破壊ばっかりです。

当たり前といえば当たり前すぎるけど、「2Dシューティング」を続ける限りゲーム性が狭いまま。ゲーム性を広げるためには、ジャンルを変える必要があります。また3Dのゲームが主流になった時代で、2Dを続けている古いジャンルと言えるでしょう。

②対人戦がしにくい!

↑のゲーム性とも関連しますが、2Dシューティングってのは対人戦がしにくいジャンル。だって、平面的でお互い射撃することしかできないのに、どうやって面白い対戦ゲームを作ったらいいのやら?

まぁ、ごく少数は対戦型2Dシューティングってのはありますが、基本的に対人戦がしにくいジャンルなんですよ。

今時のゲームは、インターネットを通じて世界中の人と対戦・マルチプレイできることが普通。格闘ゲームとか、FPSとか。24人対戦のゲームとか普通にあります。でも、2Dシューティングってのはジャンルの性質的に対人戦が作りにくい。時代に合ってないと言えます。

③グラフィックを良くしにくい!

これは「シューティング」部分の欠点。2Dシューティングってのは「視認性が良くないと、操作しにくいジャンル」なんですよ。自機・敵機・自機の弾・敵機の弾、これらがはっきりと見えないといけません。

つまり、「ものすごく映像がきれいだけど、弾が見にくい2Dシューティング」を作ってみても面白くない! 他のジャンル、例えばPRGだとすごいグラフィックが良かったりしますよね。ああいうのは、視認性が少しぐらい悪くても面白いゲームが作れるジャンルゆえ。

「他のジャンルと比べて、見た目がショボすぎる!」「もっともっとグラフィックを向上させて、新規にアピールしろ!」って意見も良く見るんですが、グラフィックを綺麗に派手にしすぎると視認性が落ちるわけで。

今時のハイスペックなゲーム機には、2Dシューティングは相性が良くないと言えます。別に、メーカーの努力が足りないからじゃないと思うんですよ。

結果として、2Dシューティングってのは「ゲーム性が狭くて、対人戦ができず、グラフィックがしょぼいゲームジャンル」だと言うしかないんです。

そして、これはメーカーの努力不足ではありません。ジャンルとしての性質! そもそも古臭いゲームジャンルだってこと

一応書いておくと、私は2Dシューティングが嫌いだから悪口を書いているわけではありません。むしろ、好きなジャンルだし! しかし、私は古臭いジャンルとして好きなわけで、「古臭い・時代の流れに合わないゲームジャンル」であること自体は否定できません。

STGの今後

さて、2Dシューティングの性質は時代に合ってないと書いてきました。なので、以前のような大人気ジャンルに復活することはありえないでしょう。それでは今後は衰退の進行から完全消滅に向かうのでしょうか? そんなこともないと思います。

↑の3つの性質、①ゲーム性の幅が狭い!②対人戦が、しにくい!③グラフィックを良くしにくい! 逆に言えば、これらが問題にならない状況ならいい。

つまり、「スマートフォンのゲーム」などですね。スマホのゲームなんて、ゲーム性がシンプルで・1人で暇つぶしに気軽に遊べて・グラフィックがそれなりにある、そういうゲームでいいですよね? 据え置きゲームと比べて、そこまで本格的なゲームは求められていません。

2Dシューティングは時代に合わないと書いてきましたが、それは据え置き機の本格ゲームとしての話。スマホのゲームとしては、むしろ相性が良いぐらいかも? ゲームジャンルの主役に復活することは不可能でしょうが、脇役としては普通に続いていくでしょうね。

まとめ

・メーカーもマニアも衰退の原因ではない。2Dシューティングというジャンルそのものが悪かった

・そもそも人気だったのは「新しいゲームであり、他のゲームジャンルが少なかったから」。衰退したのは他のゲームジャンルに客を取られた結果

・「ゲーム性が狭くて、対人戦ができず、グラフィックがしょぼいゲームジャンル」だと言うしかない。これがジャンルとしての性質!

・でも、スマートフォンのゲームなどではいい感じかも?

というわけで、2Dシューティングの衰退した理由の考察でした!

STGそのものについては「2Dシューティング」の記事で書いているので、興味がある方はぜひどうぞ!

 

 

こちらは新しいゲームジャンル!

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