スチームパンクの歴史と魅力 ~SFと懐かしさの融合!~

超かっこいいジャンルですよね~! ロマンあふれる世界観と、素敵なアイテムの数々。日本でも人気のあるジャンルでしょう!

というわけで、今回のテーマは「スチームパンク」。英語だとsteampunk。

まぁ、スチームパンクの魅力を伝えるには私の文章なんかよりも↓の写真を見てもらった方が早いでしょう。

(この記事の画像は全てwikipediaより)

うおー! 超かっけー! やっぱスチームパンクはいいですね! というわけで、上の写真を見ても「ん~? いまいち分からないな?」という方にスチームパンクの魅力を伝えるのは難しいですね……少なくとも私の筆力では。

ピンと来るか、来ないか。割とそういうジャンルな気がします。

スチームパンク

蒸気機関を中心とした世界観を持つSFのジャンルの1つ。物語の舞台としては19世紀の産業革命期が基本だけど、そこから発展した未来やファンタジックな異世界だったりもします。

1980年前後に成立したジャンルであり、始まりは小説。そして「スチームパンク」という名前が登場したのは1980年代の後半。ただし、1980年代以前にもスチームパンクの要素を含む作品は色々ありました。

出てくるものとしては、蒸気機関・飛行機・飛行船・船・ねじ・バネ・歯車・義手・ゴーグル・動物型の機械、または動物を改造したものなどなど……好きな人にはたまらないジャンルです!

↓こういった動物と、機械・バネ・歯車・金属の融合もスチームパンクの特徴

物語の舞台としては19世紀イギリスのヴィクトリア朝、アメリカの西部開拓時代などが基本。この時期は産業革命によって蒸気機関が改良され社会に広がった時期であり、そこにSF・ファンタジーの要素を加えたのがスチームパンク!

↓ヴィクトリア朝の服装

↓西部開拓時代の服装

スチームパンクというSFジャンルが成立したのは1980年代(=20世紀の末期)ですが、そもそものアイディア自体は19世紀の産業革命期に人々が想像した未来と言えます。

蒸気機関の発展によって社会が変わった後、人々は「このまま蒸気機関は発展を続け、すごい未来になるんだろうな!」と想像したわけですね。

実際には石油・石炭を直接に燃焼させることで動力を得る「内燃機関」、さらには電気によって機械を動かす技術が発達し蒸気機関は衰退していきました。現在の世界は、スチームパンク的ではありませんよね~。

このような昔の人が想像した未来は「レトロフューチャー」と言われますが、スチームパンクが一般的なSFとの大きな違いでは。一般的なSFというのは「現在から想像した未来」を書くことが多いけれど、スチームパンクは「過去から想像した未来」が土台!

だからこそ、SFなのに懐かしさがある。日本だと明治~大正の時期にスチームパンク的要素を取り込んだ作品なんかもありますね。「懐かしさ・古き良き時代」というのもスチームパンクの魅力でしょう。

意味の拡散

現在、スチームパンクというのは世界中で根強い人気が。しかし、長く広く人気になった分だけ初期の意味合いが拡散している部分も。

スチームパンクの始まりはSF小説だと書きました。この初期のスチームパンクはSFだったわけで、技術的なリアリティが重視されていたのです。

「蒸気機関が中心の社会とはどんな社会なのか?」「蒸気機関が衰退しなかった理由は?」「蒸気機関の小型化には何が必要か?」といったこと。

科学的な説得力というのが必要だったわけ。「細かいことは何も考えてないけど、スチームパンクってかっこいいじゃん?」みたいなノリでは無かった(笑) 今では、深い科学的な考察・思考実験のないスチームパンク作品も多いのでは。

さらに細かいことを言えば、一般的にはスチームパンクとされる作品の中には内燃機関が中心となっているものも。産業革命的な雰囲気があれば全部スチームパンク! 的な感じ。

正確に言えば蒸気機関でないとスチーム(=蒸気)パンクとは言えません。こういった作品に対しては、細かい分類として「ディーゼルパンク」と呼んだりもします。

1990年代からはSFだけでなく、蒸気機関などが登場するファンタジーもスチームパンクと呼ばれるように。初期のスチームパンクはSFであって魔法なんかは出てこない。今では、スチームパンクはSFなのかファンタジーなのか分からないほど融合が進んでいますよね~。

まぁ、これらは悪いことじゃありません。社会的な認知度が上がるに従って、意味が拡散していくのはどんな言葉でもあること。逆に、スチームパンクがSF小説だけに限定されず多くの分野に進出した証拠だと言えるでしょう。

現実空間での製作活動

スチームパンクというジャンルがSF小説を超えて人気があることは↑で紹介しましたが、その中でも特徴的なのは「現実空間での製作が非常に盛んなこと」ではないでしょうか。

スチームパンク風ファッション、スチームパンク風アイテムを作っている人が世界中にいるんですよ。今までに載せた写真も、現実空間で作成されたものを撮っているわけで。

もちろん、スチームパンク「風」であって、本当に蒸気機関を利用したアイテムであることは非常に少ないですが

↓スチームパンク風に装飾したパソコン

↓スチームパンク風USBメモリ

ネットで検索してみれば、日本人の人でもスチームパンクをテーマに製作活動をしている人が多くいることが分かります。スチームパンクをテーマにしたイベントや即売会が開催されることも珍しくありません。

↓スチームパンク風のアイテムを展示したり、販売したいするイベントも

こういった活動は一般的なコスプレ・二次創作とは違います。つまり、特定の原作があるのではない

特定の作品ではなく「スチームパンク」というジャンル自体をテーマにしているわけで、ゴシックファッションなんかと同じですね。

スチームパンクと言うのは物語のジャンルであると同時に、ファッションなどのジャンルにもなったと言えます。スチームパンク大人気! スチームパンクかっこいい!

まとめ

・超かっこいい! 好きな人にはたまらないジャンル

・蒸気機関を中心とした世界観。19世紀イギリスのヴィクトリア朝がイメージの中心

・始まりはSF小説

・昔の人が想像した未来。SFだけど、なつかしさがある!

・今ではファンタジーなどとも融合が進んでいる

・現実空間での制作活動をしている人も多い!

 

 

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