SFと現実の関係を考えてみる ~未来を予想したり、現実に追い抜かれたり!?~

SFには空想の超技術が登場しますが、それだけじゃありません。現実と深い関わりを持つ面白いジャンルなのです!

というわけで、今回は「現実の技術とSFの関係性」について書いてみたいと思います! SFの大まかな特徴や歴史については、『SF』の魅力と、歴史と分類をざっくり紹介してみるをお読みください

SFは現実の技術に影響を与えてきた

SFって、ファンタジーなどのジャンルと比べて現実世界との関わりが深いと思います。そもそもがサイエンスフィクションですしね。現実の科学が土台。

そこから「未来を想像する」ってのもSFでよくあるパターン。50年後、100年後の未来はどうなっているんだろうか? そういうことを考えたりするジャンル

こいうのはファンタジーだと少ないでしょう。「異世界」の話であって「未来の現実」じゃないので

SFは未来の技術を想像しますからね~。有名な所だと巨大な宇宙船とかでしょうか?そして、こういった「未来の技術」はそのまま実現したりもします! 想像が現実になることもある。

現実→SFではなく、SF→現実ってパターン

代表的なのは「ロボット」でしょう。ロボットという言葉は1920年に小説家カレル・チャペックという人が初めて使いました。最初は空想の中の言葉だった

これが今ではすっかり実用化。産業用ロボットとか聞きますよね。できること・考えられることは、まだまだ少ないけど確実に進歩しています


↑「ロボット」という言葉はSF小説の中で誕生

会話できるロボットも普通にありますもんね。AI(人工知能)を搭載した、まさにSFらしいロボットも登場するのは間違いないでしょう。

他にも潜水艦・携帯電話などもSFの中でアイディアが登場し、その後に実現!

また、直接的な技術でなくてもSF作品にあこがれて科学者・技術者になった人もいます。日本だと、鉄腕アトム・鉄人28号・機動戦士ガンダムなどの作品にあこがれて科学の世界に入り、実際に新技術の発見・製品の開発を成功させた人もいる!

SFは科学の進歩にも影響を与えている、すごいジャンル!

現実に追い抜かれるSFと、人間の想像力

ここまではよく言われること。私が今さら書いてもあまり意味がありません。というわけで、ここからは「現実に追い抜かれるSF」って話をしようと思います

↑の話は「現実がSFに追いつく」って感じでしたが、追いつくどころか追い抜くパターンもあるんじゃないかと

分かりやすいのはロボットの操縦でしょう。昔のアニメとかだと、ロボットの操縦ってレバー・ボタン・バルブとかだったりしますよね?

発進する時に大きなレバーを強く引く・操縦席には色が付いたボタンがたくさん、とか。こういうシーンがある

比べて、現在で機械を操縦する時はどうでしょうか。もちろんレバー・ボタンなどはあります。しかし、タッチパネル・モーションキャプチャー・頭脳とパソコンの直結、といった新しい技術もどんどん実用化されています

タッチパネルがあれば、物理的なボタンなんて要りません。モーションキャプチャーがあれば、人間の動きが機械にダイレクトに反映されます。パソコン・機械と人間の頭脳が直結すれば思っただけで操作ができる。

つまり、ある部分については「現実の科学技術の進歩がSFの設定を追い抜いてしまった」

嫌らしいことを言ってしまえば「100年後の世界では物理ボタン・レバーで大型機械を操作する」なんて基本的にあり得ない(もちろん、フィクション作品は現実性よりも面白さを優先しているのですが)

技術の発展した、はるかな未来を想像しているはずなのに、どうしてすぐに追い抜かれてしまったのか? その理由は「想像力は現実を出発点にしているから」でしょう

いかにSFが未来の技術を想像するジャンルだと言っても「今、完全に少しも知られていない技術は想像することができない」ってこと。

思いつけってのも無理な話。なにせ、ヒントすらないので。SFは今ある現実の技術をヒントに作られるもの

1960年代・1970年代には、タッチパネル・モーションキャプチャー・機械との直結、こういったことはまったく実現していません。だから、想像するのが不可能だった

人間の想像力は、すごい。はるかな未来を想像できる! ただし、あくまで出発点はその瞬間の現実で、想像力はその延長線上だってことなんですよね

まとめ

・SFって、ファンタジーなどのジャンルと比べて現実世界との関わりが深いと思う。

・SFの中の「未来の技術」がそのまま実現したりも! 代表的なのは「ロボット」。

・逆に、「現実の科学技術の進歩がSFの設定を追い抜いてしまう」こともある。巨大ロボットの操縦とか。

・その理由は「想像力は現実を出発点にしているから」。いかにSFが未来の技術を考えるジャンルだと言っても「その時点でまったく知られていない技術は想像できない」ってこと。

 

 

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