サイコパスとは? 生まれつき良心と共感が欠けている人々

調査によれば、けっこう多いらしいですよ? 人間の中には色んなタイプがあるものですね……

というわけで、今回のテーマは「サイコパス」。反社会的な人格を持つ人たちの一種を意味する心理学用語ですね。英語で書くとpsychopath

ある特定の反社会的な人格のこと自体は「サイコパシー(psychopathy)」と言います。日本語だと「精神病質」。精神病質=サイコパシー、精神病質者=サイコパス

サイコパスの特徴

サイコパスの研究については、犯罪心理学者のロバート・D・ヘアという人が有名。(以下、ヘアさんと略します)ウィキペディアからヘアさんのサイコパスの定義を引用すると、

『良心が異常に欠如している・他者に冷淡で共感しない・慢性的に平然と嘘をつく・行動に対する責任が全く取れない・罪悪感が皆無・自尊心が過大で自己中心的・口が達者で表面は魅力的』

ということらしいですよ?

うーむ、中々に困った人たち……お近づきになりたくない(笑) 周りにいると超迷惑!

サイコパスの原因として脳の前頭葉の障害が注目されていて、平均的な脳波とかなり違うんだそう。この障害は遺伝的なものであり、生まれつきの部分が大きいと考えられています。

サイコパスは先天的なものなんですね。治療によって簡単に治るものじゃないし、普通の人がサイコパスになるってわけでもない。

ちなみに、こういったサイコパスは「精神病」とは違いますよ。精神病ってのは幻覚・妄想が特徴なので。

医学的にはパーソナリティ障害という分類になり、サイコパシーは日本語だと反社会性パーソナリティ障害とも呼ばれます。パーソナリティ、つまり人格自体が反社会的。

後天的な影響で、強い反社会的なパーソナリティを持ってしまった人は「ソシオパス」と呼ばれます。日本語だと「社会病質者」。やっぱり環境によって人格が歪んでしまうこともあるんですね。

社会の中に、意外と多い

勘違いしてはいけない重要なことは「サイコパス=犯罪者」ではありません。漫画・ラノベ・アニメなんかのフィクションに出てくるサイコパスは天才犯罪者って感じが多いですけどね。

「サイコパスの人は全て犯罪者になる」なんて単純な話ではない。サイコパスの性質からして犯罪者になりやすいの事実でしょうが、普通に社会の中で生活しているサイコパスの人も多くいます。

サイコパスの会社員・サイコパスの芸能人・サイコパスの公務員、そういう人もいるってことですねぇ。いやー、怖い話。安っぽいフィクションより、はるかに怖い! 何せ現実世界の話なので……

後は、会社の社長なんかにも比較的サイコパスが多いとのこと。確かにブラック企業の社長なんてサイコパス的かも? 社員に対する共感・同情心があれば、ブラック企業なんて経営できないでしょうし。

良心の痛みなく行動でき、会話が得意で、自信があるように見えるのでサイコパスは割と出世はしやすいとも考えられているよう。これまた怖い話ですねぇ。

そんなサイコパスだけど、意外と人数が多いという統計があったり。マーザ・スタウトという人の調査によると、アメリカでは人口の約4パーセントはサイコパスとのこと! 25人に1人って計算になりますね!

これは、かなり多いんじゃないような? 25人いたら、その内の1人はサイコパス! 私たちの身の回りにもサイコパスは普通にいることに……そんなに珍しくない。

サイコパスは別世界の凶悪な犯罪者ではなく、身近にいる困った人たちだと思った方が良いかも?

過去の英雄はサイコパス?

さて、今でこそサイコパスだの精神病質者だの悪い意味で注目されてますが、サイコパスってのは昔から存在したはず。遺伝的な性質が、最近になって急に出てきたわけがありませんから。過去にも多くのサイコパスがいた。

そういう視点で考えてみると、過去の英雄・歴史上の有名人ってのは比較的サイコパスが多いのでは? 

戦争・殺し合いで大活躍しようと思ったら、同情心あふれる優しい人物よりも罪悪感を持たないサイコパスの方が有利でしょうし。

もちろん「戦争で活躍した人は、全員サイコパスだった!」とは言いませんよ?

でも、戦争で人を殺しまくっても犯罪では無い。逆に称賛されることも多いでしょう。そして昔は戦争が多かった。つまり「サイコパスが評価される状況もある」という状況もあり得るのでは? という話。

「他者に冷淡で共感しない=精神が安定している」「罪悪感が皆無=敵を殺すことに躊躇しない」「自尊心が過大で自己中心的=自信があり大きな野望を持っている」

「口が達者で表面的には魅力的=民衆や部下から支持されやすい」「行動に対する責任が全く取れない=常人にはない大胆な行動力」

こんな風に言い変えてみれば、過去の有名人の中にもサイコパスがいても当然ですよね。戦争の時には魅力的なリーダーに思えるかも! まぁ、サイコパスだとしたら部下を大切にはしてくれないでしょうけど……

平和な社会におけるサイコパスは迷惑な存在だったとしても、特殊な状況ではサイコパスの性質が高く評価されることもある。

↑で「サイコパスは、日本語だと反社会性パーソナリティ障害」だと紹介しましたが、反社会と言っても「社会」自体が変化するもの。

だからこそ、人類の中にサイコパスという人々がいるわけで。多様性と言えなくもない? 人間の中には色んなタイプがあるってことですね。

まとめ

・生まれつき良心などが異常に欠如している人々

・「サイコパス=犯罪者」というわけではない。普通に一般社会で暮らしている人の方が多い

・むしろ、出世しやすいタイプとも言われる

・遺伝的なものなので、昔からサイコパスがいたはず。戦争の英雄とかサイコパスが多かったのでは?

・状況によってはサイコパスが評価される場合もある。ある意味で多様性と言えなくもない?

 

 

あえて分類するならサイコパス判定になるキャラも多いんですかね?

https://souzouryoku.com/villain/

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ヘンタイなどとも表記され最近ではサブカル界隈で良く見る言葉に。人間の性ってのは、複雑なものですねぇ。