加工写真の、難しさと楽しさ

作ってみると意外と予想と違ったり! ちゃんと期待通りだったり!

加工写真の難しさ

このホームページの加工写真ギャラリー。当然ですが、ここに置いてあるのは加工した写真

加工して面白い写真を作るには、難しい問題があります。それは「完成するのは加工した後」であること

つまり、現実に今見ている風景ではなく加工した後の風景が重要になるわけで。普通に見たらつまらなくても加工してみたら面白そうな風景はあるもの

例えば↓の写真。このままでは至って地味な森の良く分からない写真だけど

加工して、色を反転させると

こんな風に面白い光景になるわけですよ! 白と紫の森、中々に幻想的でいい感じ

しかし、この風景は加工した後にしか見えません。当たり前と言えばそうですが(笑)

なので、頭の中に完成系を先に想像する必要性があります「おお? ここをこんな風に加工したら、こんな風になるのでは?」ある意味、先読みして考えなくてはいけない

しかし、実際に加工してみるまでは本当に面白い加工写真になるかは分かりません。予想したようには面白くならなかった、ということも

「色を反転してみたけど、見にくいだけだったな……」「コピーして切り貼りしてみたけど、少しも面白くなかった」ってはよくあります

上手くいくと、楽しい!

目の前にない面白い光景を探して写真を取る必要がある、これが加工写真の難しさ。その分、予想通りに行くと嬉しいですね。現実にはありえない、素敵な光景を作り出せるので。

普通に見れば何気ない光景でも、加工することで一気に面白いものになったり! 異世界のような風景や、現実ではありえない左右対称な物体。こういうものが作りだせる。

加工の前後

というわけで、加工する写真の前後を見比べると面白いかも知れません? 画像をクリックで拡大されます。もとの画像はウィキペディアより。

By © Dietmar Rabich, rabich.de – Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=30298411

分かりやすい色反転のパターン。色を反転させるだけで、随分と雰囲気が変わるもんですよね~。光と影が反転するので、現実にはあり得ない光景ができあがります。

By Photo by and (c)2006 Derek Ramsey (Ram-Man) – 自ら撮影, GFDL 1.2, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1097963

白いものは、黒くなる! 流れ落ちる黒い液体!

By Nina – 投稿者自身による作品, CC 表示 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=282496

空中に浮かぶ、ひし形! 結構、かっこいい感じ? 空に浮かぶ物体は分かりやすく非現実、ファンタジーですよ。上の方を切り取って、コピー&貼り付けで作成。

元の写真の方が良い

まー、MSペイントだけで遊べるもんですねぇ。無料ソフトだけど想像力があれば意外といける! みなさんも、暇があれば一度お試しあれ。

それから、加工前後を比べて見て思うのは「基本的に、加工前の方が良い」ってこと。私が色々といじってますが元の写真の素晴らしさには勝てません。色反転とかも面白いけど、加工前の方が綺麗な感じ。

もちろん加工写真には加工写真の良さがあります。だからこそ、私は加工写真を作って展示してるわけで。しかし、加工写真の良さってのは一発屋的では。

文字通り人工的で、底が浅いと言いましょうか。しみじみと見入り、深く記憶に残るのは元の写真方でしょう。現実ってのは手を加えるまでもなく素晴らしいもの。そう思いません?
アジサイ? 色反転

アジサイ? 色反転。これは久しぶりに管理人が自分で撮影してきた写真を加工したもの。たまには自分で撮らないと。

ただし、そのせいで花の名前が分かりません(笑) アジサイの仲間だと思うんですが……どうでしょう。形といい色合いといい非常にファンタジーっぽくて気に入ってます。やはり植物を色反転すると、ちょっと鉱物的な質感になって幻想的。

こちらが加工前のオリジナル。う~ん、やっぱり、こっちの方がいいですねぇ(笑) 色合いと形が素晴らしい! 小さな花だけど、すごく綺麗。前から写真を撮ろうと狙っていました。自然は美しい。

私の基準

さて、ここからは私が加工写真を作るときの基準について。私の美意識の話とも言えますね。

加工写真を作る時、1つの写真に対して色々な加工が考えられます。色反転とか対象に切り貼りとか。同じ写真から複数の加工写真を作ることができる。

しかし、多くの場合はボツになります。作ってみたけど納得できず、ホームページ上には掲載されません。その基準は何か?

それは「元の写真の劣化版にならない。元の写真の方が良いとしても、別の種類の魅力・面白さがあるかどうか」。

基本的に加工前の元の写真の方が良いんですよね。基本アウト。しかし、加工することで元の写真とは違う魅力・面白さを作り出せる場合はセーフだと思ってます。


↑の花を例に使うと

色反転は、元の写真とは違う色合い・質感の魅力および非現実としての面白さがあるのでセーフですが

こういうのは、花の造形美を無駄にしてるだけなのでアウト。わざわざ、この美しい花を加工する意味が認められない。こんな基準になります。

何にせよ自己満足ですけどね(笑) しかしまぁ、せっかく写真を加工するんだから元の写真の魅力を活かしつつ完全劣化版は回避したいと思っているわけで。

みなさんも興味があれば、ぜひ一度お試しあれ。加工写真についてのお話でした

まとめ

・加工した後を予想しなくてはいけない。上手くいくと楽しい!

・MSペイントだけでも色々と遊べるもの。お試しあれ

・基本的に、加工前の方が良い

・ただし、別の種類の魅力や面白さがあるならセーフ。