『擬人化』について色々と考えてみる! ~人類の基本的な視点~

最近は色んな擬人化キャラクターが存在しますよね~。サブカル界隈ではお馴染みの手法!

というわけで、今回のテーマは「擬人化」。英語だとpersonificationとのこと。人間以外の生き物・無生物・概念などを、人間のように扱う技法ですね。

人間のようなセリフ・姿かたち・感覚を与えることで、より身近に感じたり共感できたり理解しやすくなったりします

後半では、擬人化についてちょっと深く考えてみますよ!

イラストによる擬人化

さて、みなさんが擬人化と言われて、ぱっと思いつくのはイラストによるものでしょう。↓のイラストは私もお世話になっているwikipediaの擬人化、「ウィキペたん」

(この記事の画像は全て、ウィキペディアより)

wikipediaの特徴を活かしながら、かわいい女の子にしたわけですね! この場合はwikipediaのロゴマークである↓の画像を取り入れています

(ちなみにこのウィキペたん、英語版など他の言語のwikipediaでも使われたりしているそうですよ)

まぁ、こういう場合は擬人化というよりマスコットキャラといった方が近いかもですが……

日本では擬人化が非常に活発。猫・犬などの分かりやすい動物から日本・アメリカといった国、さらには戦車・軍用艦・戦闘機といった兵器などマニアックな分野まで広く行われています

漫画・ゲームでも良くありますよね。動物を擬人化した漫画とか、軍用艦を擬人化したゲームとか。また、最近ではオタク界隈だけでなく「びんちょうタン」など公共機関などでも使われたり

しかし、イラストによる擬人化といっても一目で分かる上手ものから、ほとんど要素が残っていないものまで様々なレベルがあります

①形がほぼ元のままで表情を人間っぽくしてある(動物など)
②手足を付けて人間型にしてある
③ほぼ人間だが耳、しっぽ、髪型、アクセサリー、持ち物などですぐ分かる
④あまり原型がなく、言われないと分からない

こんな感じでしょうか。ウィキペたんは③でしょうか? もしかしたら④かも……

やはり、ぱっと分かるものがいいですよね。「え? ああ、あれの擬人化? 説明されれば何となくはそう見えるけど……」こういうのは微妙。

ただし、見た目ではなく性格・言動などに元の要素を入れる擬人化もあります。この場合は、見た目はそこまで重要な要素ではありません。

文章による表現もある

さてさて、ここまではイラストによる擬人化の話をしてきました。実は、という程のものではありませんが、擬人化は文章・小説でもよく出てきます

「真っ黒な雲が、不機嫌そうにしている」「草花が歌っていた」「街が眠る」「盲目の正義」

こういう表現も「擬人化」です。人間以外に人間に使うような表現を当てはめているので。

現実的に考えてしまえば、雲に不機嫌も上機嫌もないし、草花が歌うわけもないし、町が眠ったり起きたりすることも、正義に目が付いてるはずもない(笑)

言葉による擬人化は、特に「擬人法」と呼ばれることもあります。上手い表現されていると、文章にグッと引き込まれますよね!

人間の基本的な視点

確認できる範囲でも擬人化の歴史は非常に古く、すでに古代ギリシャ時代にはありました。言葉による擬人法を使った文学作品が残されています。

日本では「鳥獣人物戯画」が有名でしょう。

これは、だいぶ原型が残ってますね~。割とリアルな感じ

やはり作者も消費者も人間なので、人間以外の物事でも人間風にすると作りやすかったり面白かったりするわけで。

というよりも、擬人化は人類共通の基本的な考え方だと思った方がいいのかもしれません。

自然現象などに性格を持つ精霊や神を見出す「アニミズム」、ギリシャ神話・日本神話などの多神教タイプの神話、こういうのは自然現象に対する擬人化だと言えるでしょう。

神々の性格なんかも自然現象の性質を直接的に反映していることが多いもの。嵐の神様なんかは多くの神話で荒々しい性格。

人間は、自然を人間とは全く別物として見るのではなく、自然も「人間的な何か」だと考えているってことでしょう。物事を人間的なものとして見る、これを「擬人観」といいます。

まぁ、当たり前だけど人間は人間の脳みそを通して世界を理解していますからね。全ての物事が人間っぽく見えてしまうのです。

 

アニミズムは擬人化文化の始まり!

アニミズムと自然崇拝 ~全てものに霊魂が宿る、という考え方~
ファンタジー作品に出てくる~の精霊、~化身って感じでしょうか? そう思えば意外と身近なアイディアかも!

神様も自然現象の擬人化に近い

『神話』とは何か? ~昔の人が作り出した、世界を説明する物語~
現代のファンタジー作品にも、非常に強い影響を与えていますよね! 昔の人の想像力ってのはすごいものです。

擬猫化、擬犬化、擬火星人化……

ところで擬「人」化がされるのは、人間の作品だからでしょう。想像力を広げてみると、別に擬人化だけでなく擬猫化、擬犬化、擬タコ型火星人化……などなど人間以外にも様々な擬○○化が出来るはず。

人間には人間のことしか分かりませんから擬人化しかできない。しかし、猫がイラストを描けば擬猫化をするでしょうし、犬による擬犬化アニメとか、タコ型火星人が小説を書けば擬タコ型火星人化された文章表現が使われることでしょう(笑)

色々と考えてみると妄想が膨らんで楽しいですね

まとめ

・人間のようなセリフ、姿かたち、感覚を与えること。より身近に感じたり共感できたり理解しやすくなったりする

・日本だとイラストによる擬人化が活発。やはり、ぱっと分かるものがいい気がする!

・文章、小説でもよく出てくる表現

・擬人化は人類共通の基本的な考え方だと思われる。自然を擬人化したと言えそうな神々も多い。

・想像力を広げてみると、別に人間以外にも様々な擬○○化が出来るはず!

 

 

アニメなどに出てくる巨大人型ロボット、これは兵器の擬人化では?

https://souzouryoku.com/huge-humanoid-robot/