『萌え』は、もう古い? ~言葉の意味と変化~

オタク・サブカル文化の基本用語だけど、今となっては意味が広がり過ぎてるし色んな人が使うように。ビシッとした説明や定義なんて出来ないんですよね~。

というわけで、今回のテーマは「萌え」。ある対象に対する好意などを意味する概念だけど、はっきりした説明は難しいのが現状。

使う人・使われる状況によって微妙に意味合いが変わりますからねぇ。ちなみに、対義語は「萎え」だとされています。

もはや古典的な言葉?

誤解を恐れず書いてしまうと、すでに「萌え」って言葉はちょっと古いですよね。多くの人に知られる言葉になりましたが流行は終わったような気がします。少なくとも新しい言葉じゃなくなりました。

現実世界の会話で使う人も減ったような? リアルの会話で萌え萌え言ってる人は見ませんねぇ。今ではネットスラングに近い感じもあるのでは。

だからといって、萌えという概念が消えたわけじゃない。今でも萌え的な要素を含むものは大量に作られ続けていますし。というわけで「萌えは古典になった」と言えるのではないでしょうか!? 流行の最先端から、社会を作る土台へと変化した。

違う言い方をすれば「わざわざ言う必要も無い、当たり前のこと」になったのかも? オタク・サブカル・アニメ・漫画などは今では当たり前の物事ですよね。同じように萌えってのも当たり前になったのでは。

意味と使い方の広がり

初期の頃の「萌え」は、いわゆるオタクの人が美少女キャラに対して使う感じだったと思います。

オタク自身が使うことも多かったですし、そのようなオタクを批判する文脈の中で「萌え」という言葉が注目されることも多かったような。「歪んだ性欲」みたいな理解でしょうか。

まぁ、今でも基本的にはこういう雰囲気の言葉ではあります。「萌えキャラ」って言えば、オタク好みの美少女キャラってイメージだと思いますし。「巨乳萌え・貧乳萌え」とか完全に性的な視点でしょう。

↓萌えキャラ・萌え絵って、こんなイメージ(この記事の画像は、全てウィキペディアより)

だけど、現在では昔より意味合い・使い方が広くなってますよね~。女の人が「~萌え」「~って萌える!」なんて言ったりしますし、工場萌え・団地萌え・中年おじさん萌えとか対象も美少女に限定されません。

こうなってくると、「萌え=歪んだ性欲」なんて単純な図式は成り立たないですよ。

↓こういうのも萌えの対象となる時代に!


萌えが使われる場面も色々と広がって、萌え米(パッケージに萌え系の絵を採用した米)、萌えおこし(萌えによる町おこし)、公共団体の公式萌えキャラなども話題になりました。

さらにオタク文化の海外進出共と「萌え」も海外に渡りアルファベット表記の「moe」として使われているとのこと。

萌えの由来の謎

オタク・サブカル的な意味での「萌え」が成立したのは1980年代の末から1990年代の初頭、広まったのは1990年以降、そして1993年前後からネットのオタク的コミュニティの内部で多く使われるようになり認知度が上昇したと言われています。

しかし、これらの時期には異論が少ないんですが萌えの由来、どんな経緯でオタク的な「萌え」が確立したのかは明確ではない様子。色んな人が色んなことを言ってる状況。

萌えの直接的な語源としては、1993年からNHKで放送されていたアニメ「恐竜惑星」のヒロイン「鷺沢萌」が有力だとされています。主人公の少年が「萌え~!」と呼ぶのを男性ファンが真似することで成立したって説で。

ただし、「燃える・燃え」の誤変換として「萌える・萌え」という表現はそれ以前からあったりするらしく、どうも由来を断定するのは難しいみたい。

最近になって生まれた言葉であり、これだけ有名で研究も多くされているのに由来を明確に判断できないってのは中々に面白いもの。世の中、意外と分からないことも多いってことでしょうか。

はっきりしない由来、意味の拡大、社会的な位置づけの変化、海外への進出。単純に言葉としても興味深い単語だと思いますよ!

まとめ

・すでに「萌え」って言葉はちょっと古い

・だからといって、萌えという概念が消えたわけじゃない。わざわざ言う必要も無い、当たり前のことになったのかも?

・初期の頃の「萌え」は、オタクが美少女キャラに対して使う感じ。現在では昔より意味合い、使い方が広くなってる。

・サブカル的な意味での「萌え」が成立したのは1980年代の末から1990年代の初頭。しかし萌えの由来は明確ではない様子。

・色んな意味で、なかなかに面白い言葉だよね

 

 

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