日本の学校教育は、まず学習指導要領を解説するべきだ! 

勉強するべき理由を説明してくれない

日本の学校教育の大きな問題点として「勉強するべき理由を説明しない」ってことがあると思います。学生だった私の実体験としての強い不満ですねぇ。

特に高校の数学とか、勉強する必要性がよく分かりませんでした! 「二次関数の方程式とか、ベクトルとか、なんの役に立つんだろう……?」と思いながら勉強してましたね。多くの人が似たようなことを思ったのでは?

実際問題、私は高校を卒業して5年ほど経ちますが習った数学の知識なんて全く使ってませんよ。まぁ、数学だの物理だのは主に理系分野に進む人の土台作りとしてあるんでしょうが……

数学だけでなく、勉強させようとするのに「なぜ、学生はこれを勉強しなくてはいけないのか?」という理由の部分をちゃんと説明された記憶が少しだけしかありません。

これが勉強にやる気が出ない原因だと思うんですが、どうでしょうか。勉強するべき理由が分からない状態でやる気なんて出なくて当然。やるべき理由が分からないことを真剣にやれるはずもなし。

学校で勉強するべき理由・それぞれの科目を勉強するべき理由、これがしっかり分かれば学生だってもっと真面目に勉強すると思いますよ。

まず学習指導要領を解説するべき!

学生が、その科目をなぜ勉強するべきなのか。それはしっかりと文章になっているじゃないですか。学習指導要領ですよ、学習指導要領。

文部科学省が定めた学習指導要領によって小・中・高校の学校教育は行われています。ということは、学習指導要領を説明してもらえば勉強するべき理由も分かるはず!

中学校で英語を勉強しなくてはいけない理由も、高校で古典や数学をやらないといけない理由も、全て学習指導要領に書いてあるはずでしょう。

小学校はいいとして、中学校1年生と高校1年生になった時には最初に学習指導要領を説明するべきだと思うんですよね。

何時間かを使って、それぞれの科目について学生と教師が学習指導要領を順番に見ていくんですよ。初めにこれをやっておけば、勉強するべき理由が分かってやる気も出るのでは?

高校で数学を勉強するべき理由は?

というわけで、ここからは実際に現行の学習指導要領(平成20年3月・平成21年3月版)から文章を引用して見ていきます。科目は、↑でも取り上げた高校の数学。

各教科の最初には「目標」が書いてあります。これが実質的に勉強するべき理由だと言えるのでは。数学の場合は

第1款 目 標

数学的活動を通して,数学における基本的な概念や原理・法則の体系的な理解を深め,事象を数 学的に考察し表現する能力を高め,創造性の基礎を培うとともに,数学のよさを認識し,それらを 積極的に活用して数学的論拠に基づいて判断する態度を育てる。

ふ~ん? 個人的に注目したいのは「事象を数 学的に考察し表現する能力を高め,創造性の基礎を培うとともに,」「数学的論拠に基づいて判断する態度を育てる。」の部分でしょうか。

どうやら、数学を勉強するべき理由は「創造性の基礎を培うため」らしいですよ? 創造性は確かに重要ですねぇ。新しい物事を作り出すってのは現代社会で大事な能力。別に理系に限らず、文系でも必要。

しかし、数学って創造性に結びつくんでしょうか。というか、数学と創造性を結び付けた授業をされた記憶がありません。創造性の基礎を培うのが目標なら、もっと創造性に重点を置いてテストとかもやってほしいと思いません?

「数学的論拠に基づいて判断する態度を育てる。」って方は分かりやすいですね。直感だけでなく確率を使って判断したり、データを数学的に分析したりするってことでしょう。こちらは納得できます。

やっぱり、学習指導要領を見てみると今まで知らなかったことが色々と書いてあります。これを最初に学生に説明しておくべきだと思うんですよね。

「高校で数学を勉強するのは創造性を高めるためだ!」「つまらないと思っても、未来の創造性に役立つから真面目に勉強しよう!」「私たち先生も、学生の創造性が豊かになるような数学の授業をやっていくつもりさ」

こういうことを最初に行ってもらえれば、もうちょっと数学の授業に興味を持てたような気がするんですけどね~。

まとめ

というわけで、日本の学校教育は

・学生に「勉強するべき理由」をもっと説明する

・そのために、最初に学習指導要領を解説する

これをやるべきだと私は強く主張するのですが、みなさんはどう思います?