『インストゥルメンタル』の魅力と考察 ~日本ってインスト少なくない?~

インストだって素晴らしいと声を大にして言いたい! 歌だけが音楽じゃありませんよ! 後、ゲームBGMもインストって言えますよね……?

というわけで、今回のテーマは「インストゥメンタル」。歌・ボーカルのない楽器だけの音楽のことですね。縮めてインスト。英語だとinstrumentalであり、「楽器・楽器の」という意味の言葉。

ちなみにインストの対義語が「ボーカル」とのこと。知ってました?

インストゥメンタル

「インスト」と聞いた時にイメージする内容は、意外と人によって違ったり。大ざっぱに言えば2種類あって、

①初めから楽器のみで演奏されることを前提に作られた音楽。(器楽曲とも言う)

②元々はボーカルがあった曲のアレンジ(インストアレンジ、オフヴォーカルなどとも。)

一応、本来的な意味でのインストゥメンタルは①の方だろうと思います。代表的なのはオーケストラでしょう。大規模なら100人以上によって演奏される究極のインスト!

(この記事の画像は、すべてウィキペディアより)

他には「ジャズ」も日本でも比較的有名なインストのジャンルでは。(ボーカルありのジャズも普通にありますが)ピアノ・ドラム・ギター・トランペットなどで演奏されます。

また、後で詳しく触れますが「ゲームのBGM」「映画音楽の一部」などは新時代のインストだと言えるはず。

②の方は、ボーカルの部分をピアノ・ギター・ヴァイオリンなどに置き換えたものは主流でしょうか。後はブラスバンドでJポップなどを演奏するのもインストアレンジの一種。

以下、この記事では①の意味で使うことが多いけれど、そこまで正確に区別してはいません。

インストの魅力

や~、インストってのもいいですよねぇ。歌とは違った魅力があります。歌だけが音楽じゃありませんよ!

むしろ「歌は無い方が良い」「歌が邪魔に思える」なんて意見もネット上で見かけたり。こういうのも極端な意見だけど、インストの方が好き! って人は普通にいるでしょう。私も割とそうだったり。

歌・歌詞ってのはある意味で「文章」ですよね。歌詞があるとそっちの内容に気を取られて、純粋な「音」を聴きにくいような。

それに明確な言葉が無い方が、その曲の世界観が広がるというか想像力が刺激されるというか?

さらに、私の持論になってしまいますが、音楽ってのは「非言語的な分野」だと思うんですよ。音ってのは言葉とは違うもの。音の魅力と、言葉の魅力は違うと言いましょうか。

音楽を言葉で表そうとするのではなく、音だけで感じるのも良い。人間は何でも言葉で表現したがりますが、言葉なんて生命の歴史で言えば最近の発明品。音ってのは言葉が生まれる前からあったものですからね。

日本ってインストが少ない文化?

ところで、日本ってインストが少ない文化だと思いません? 「音楽が好き」って聞いたら基本的にボーカル曲だと思いますしね。そして、これは歴史的なものでは。

オーケストラ・ジャズ・テクノなどなど、今の日本に定着しているインスト音楽ってのは全部海外から輸入してきた文化だと思います。オーケストラなんて長い歴史を持ち、今でも西洋社会で愛されてますし。

日本にも古くからのインストとして「雅楽」がありますけど、今となっては伝統音楽として尊重されているだけで人気があるとは言いにくい。つまり、日本独自のインストは一般大衆に愛されるようにはならなかった。


↑雅楽。日本の伝統的インストだが……

さらに言えば、そもそも一般的な現代の音楽で使われる「楽器」は西洋に由来しますよね。ピアノ・ギター・ヴァイオリン・トランペットなど、演奏で使われる楽器は西洋のもの。これは西洋ではインスト音楽が盛んだったので、それ用の楽器の開発も盛んだったからでしょう。

ジャンルも楽器も西洋からの輸入品。日本独自に発展してきたものではありません。これは歴史的にインストに関心が少なかった証拠じゃないかと思ったり。

映画・ゲームBGMは、新時代のインスト!

しかし! ↑で日本はインストが少ないと書きましたが、視点を広げれば意外と違うのかもしれません。単なる輸入品ではなく、日本社会の中から誕生したと言えそうなインスト文化もある。それはゲーム音楽!

マリオ・ゼルダの伝説・ポケモン・ドラクエ・ファイナルファンタジー・モンスターハンターなどなどなど……人気ゲームには素晴らしいゲーム音楽が付き物ですよね! みなさん、思い出のゲーム音楽ってあるのでは?

CDとかも色々出てたり。 最近だと「ゲームBGMをオーケストラで演奏!」なんて企画がされることも。


↑ゲームは、インスト音楽の宝庫!

こういったゲーム音楽は歌があったりしますが、基本的にはインストでしょう。もちろん、これはゲーム映像に対する「BGM」という性質から来るもので単体だけで完結するジャンルとはちょっと違いますが。

とはいってもゲーム音楽の中には単品でも素晴らしい曲が多数。神秘的メロディー・ドラマチックな展開などなど、フィクションの世界を前提にしていることによる独特の魅力もあると思いますね~。

また、映画音楽ってのも新時代のBGM系インストでしょう。ジョーズ、ターミネーター、スターウォーズ、パイレーツ・オブ・カリビアンなどなど素晴らしいインストがいっぱい。やはり音楽は歌だけじゃない! 様々な表現が可能なのです!

・Pirates of the Caribbean | Auckland Symphony Orchestra

パイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ曲。すばらしいメロディラインですよね~。

まとめ

・インストだって、魅力的! 純粋に音を感じるってのも良い

・日本ってインストが少ない文化のような? ジャンルも楽器も、西洋からの輸入品。

・でも、ゲーム音楽とか映画音楽もすばらしいインストだよね!

音楽って良いですよね……!

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