水墨画の画像集 ~墨で描く東洋の絵画表現~

墨だけで、黒の濃淡だけで描くってのもすごいジャンルですよね。かなり地味な気もしますが!


この記事の画像は、全てウィキペディアより

水墨画

水墨画」とは、墨の一色だけで描かれる絵画。ただし、ちょっとした着色がされたものも墨がメインなら水墨画に含まれます。英語だとInk paintingとのこと。

中国・日本など東洋の独特の表現だと言えるでしょう。まぁ、専門化でもない素人の意見としては正直な所ちょっと渋すぎるジャンルのような……(笑)

水墨画の歴史

水墨画は中国の唐の時代(618年 – 907年)に成立。題材として山の風景を描いた「山水画」が有名ですね。山水画以外のジャンルとしては、花卉・果物・野菜・魚などを描く「水墨雑画」というのもあります。

日本には鎌倉時代(1185年 – 1333年)に入ってきました。この時、水墨画は仏教の一種である「禅宗」と共に伝えられます。

13世紀末から14世紀頃までの日本の水墨画を美術史では「初期水墨画」と呼び、絵仏師や禅僧などが制作の中心でした。この時期の画題としては宗教関係者の人物画が多かったようですね。

室町時代になると日本の水墨画は最盛期を迎え、この時期は「室町水墨画」と呼ばれます。室町幕府の将軍一族、足利家が禅宗を保護するのに合わせて水墨画も発展。15世紀には日本でも本格的な山水画が描かれるように。

また、「詩画軸」と呼ばれる作品も出てきます。これは「詩・書・画一体」の境地を表したもの。縦に長い掛軸の画面の下部に水墨画を描き、上部の余白に画題に関連した漢詩を書いたスタイル。みなさんも、見たことあるのでは?

また、画家の名前と個性が明確になるのは室町水墨画の時代に入ってからだと言われています。日本だと水墨画は禅宗と同時に入ってきたせいで、禅宗を表現する絵画技法と思われてしまったのでしょう。

室町水墨画になってからは独立した芸術分野として、画家たちの個性が発揮されるのです。

西洋とは違う、東洋芸術

墨という黒い液体だけで絵を描き風景などを表現するわけで、すごい技術! 

墨の濃淡・にじみ・かすれなどを利用して描かれます。墨の付け方・筆の使い方・描く順番などによって様々な技法があるようですね~。黒一色、墨だけでここまで描けるなんてすごいもの。

また、見て分かる通りに単純に墨だけの絵であることに加えて、東洋絵画に独特な「背景を描き込まない」「空間を空ける」などの表現により、西洋絵画とはまったく異なった雰囲気になっています。絵画を含めた芸術は、西洋と東洋では異なった発展を遂げてきた。

また墨だけで描くというのも芸術家たちの積み上げた技法の結晶と言えるでしょう。

最近では水墨画に遠近法などの西洋絵画の技法を取り入れた「現代水墨画」というのもあるとのこと。人間は新しい表現を求めて施行錯誤を重ね続けているです!

墨だけで作り出される芸術
水墨画の紹介・解説でした

 

 

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