高校で数学を勉強するのは、創造性を育てるためらしいよ?

みなさん、高校で数学を勉強する時に「なんで勉強しなきゃいけないんだ? 二次方程式とかsin/cosとか卒業した後に使わないだろ!?」なんて思いませんでした? 私は思ってましたよ(笑)

私はバリバリ文系でしたからね。「理系に進みたい奴だけやっとけよ、選択科目でいいだろ! 文系まで数学をやる意味が分からん!」と不満ありましたわ~。

実際に、高校卒業してからsin/cosなんて一度も使ってませんし?

というわけで、今回は「高校で数学を勉強する理由」について書いてみますよ~

勉強する理由は、学指導要領に書いてある

高校で数学を勉強する理由、それは学習指導要領に書いてあるはず! これに従って学校教育は行われているわけですから。これを見ればすべてが分かる。

そういうことで、さっそく引用してみましょう。

第4節 数 学

第1款 目 標

数学的活動を通して,数学における基本的な概念や原理・法則の体系的な理解を深め,事象を数学的に考察し表現する能力を高め,創造性の基礎を培うとともに,数学のよさを認識し,それらを積極的に活用して数学的論拠に基づいて判断する態度を育てる。

1番始めに書いてある「目標」こそが、先生が数学を教育する目的であり、逆に見れば学生にとっては数学を勉強させられる理由だと言えるでしょう。

ふうむ、みなさんいかがでしょうか。もっともなことが色々と書いてあります。特に最後の「数学的論拠に基づいて判断する態度を育てる。」が1番の理由っぽい。

なんとなくではなく、数字を見て分析してから判断できる人間になるため。確かに、仕事の計画とか人生設計などにおいて日数や金額の計算は重要! 文系でもある程度は数字に強くないとダメですもんね。

数学を勉強するのは、創造性を育てるためらしいよ?

しかし、ちょっと気になる部分も。まず私が注目したいのは「創造性の基礎を培うとともに,」の部分。つまり高校で数学を勉強するのは「創造性の基礎を培う」のも理由の1つらしい!

他の部分はまさに数学って感じで理解しやすいけど、ここはちょっと雰囲気が違うような。

みなさん、数学を勉強して創造性が高まりましたか? 数学の授業は創造性を伸ばすものだった? テストでは創造性も評価された?

個人的にはそうでもなかったような……(笑)

公式を教えられ、それを使って正確に計算をする。用意された答えにどれだけ早くたどり着けるか。そういう記憶だけが残っているけれど……

数学の授業の中で、何か自分のアイディアで新しく何かを生み出す・決まった手段ではなく自由な発想でやってみる、そういうのありましたかねぇ。

学習指導要領の目標にわざわざ書いてあることなんだから、もっと創造性を伸ばす授業にしていくべきでは。先生も、この目標をちゃんと意識してるんでしょうか。

「文系のやつはsin/cosなんて卒業した後には使わない人も多いだろう。でも! これは創造性の基礎を高め数学的論拠に基づいて判断できるようになるための授業なんだ! sin/cosの知識が無駄になっても、創造性と判断力は無駄にならない!」

と言ってもらえれば、もう少しやる気になったんじゃないかな~(笑) みなさん、どう思います?

「数学のよさ」とかいう謎の言葉

もう1つ気になったのが「数学のよさを認識し,」という部分。数学のよさを認識する、というのも数学を勉強する理由らしい。

……数学の「よさ」って何!? あいまいな表現すぎません? もうちょっと具体的に書けなかったの?

数学のよさ。みなさん、謎の言葉だと思いませんか(笑)

しかも、この表現は全体の目標以外の部分にも繰り返し出てきたり。

引用すると(太線は管理人が追加)

第1 数学Ⅰ
1目標
数と式,図形と計量,二次関数及びデータの分析について理解させ,基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り,事象を数学的に考察する能力を培い,数学のよさを認識できるようにするとともに,それらを活用する態度を育てる。

 

〔課題学習〕
(1),(2),(3)及び(4)の内容又はそれらを相互に関連付けた内容を生活と関連付けたり発展させたりするなどして,生徒の関心や意欲を高める課題を設け,生徒の主体的な学習を促し,数学のよさを認識できるようにする。

 

第4 数学A
1目標
場合の数と確率,整数の性質又は図形の性質について理解させ,基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り,事象を数学的に考察する能力を養い,数学のよさを認識できるようにするとともに,それらを活用する態度を育てる。

 

〔課題学習〕
(1),(2)及び(3)の内容又はそれらを相互に関連付けた内容を生活と関連付けたり発展させたりするなどして,生徒の関心や意欲を高める課題を設け,生徒の主体的な学習を促し,数学のよさを認識できるようにする。

番外

イ 遊びの中の数学
数理的なゲームやパズルなどを通して論理的に考えることのよさを認識し,数学と文化とのかかわりについて理解すること。

「数学のよさ」という表現は、合計で5回も書かれていました。よっぽど数学のよさを認識して欲しい様子(笑)

でも、数学のよさって何でしょう? 授業の中でも教えられた記憶もないですねぇ。

そんなに数学のよさを分かってほしいなら、もうちょっとアピールすればいいのでは。

「数学って、こんなにすごいんだぞ!」「役に立つんだぞ!」「面白いんだぞ!」みたいな話をしてみるとか。

数学が嫌いな学生が多いのは、数学のよさが伝わってないからでしょうし。目標が達成されてないじゃん?

ついでに、論理的に考えることのよさ、ってのも謎の表現では(笑) 味わい深い。

学習指導要領を読んでみると、意外と発見があるものですね。みなさんも1度くらいは読んでみるといいのでは。特に、今まさに学生の人は勉強する意味が分かってやる気がでるかもしれません。

まとめ

・数学を勉強する理由は「数学的論拠に基づいて判断する態度を育てる。」ため。確かに、文系でもある程度は数字に強くないとダメだよね

・だけど「創造性の基礎を培うとともに,」の部分は気になる。

・数学の授業は創造性を伸ばすものだった? 個人的にはそうでもなかったような……(笑)

・「数学のよさを認識し,」ってのも謎。分かってほしいならもっと説明して!

・学習指導要領を読んでみると、意外と発見が。特に学生は1度ぐらいは見てみるといいと思う