『化石』 ロマンあふれる、はるか昔を教えてくれるもの

今とは違う世界を見せてくれるもの、想像力を刺激してくれるもの! 熱心なマニアも多いですよね~。

というわけで、今回のテーマは「化石」。地中から見つかった、過去の生物・その痕跡のことですね。英語で言えばFossil(フォッスル)。

↓アンモナイトの化石(この記事の画像は全て、ウィキペディアより)

想像力が刺激される物!

いやー、化石ってステキ! ロマンあふれる物でしょう。はるか昔の情報が、悠久の時を超えて現代に残っている。壮大な時間のスケール、地球と生物の長い長い歴史を化石は教えてくれる!

もちろん、化石に残っている情報はわずか。でも、だからこそ、想像力を刺激されますよね~

また「ドラゴン・龍は恐竜の化石からイメージされたものでは?」という話も有名。確かに、恐竜の骨って大きくてすごい。

しかし、この話には反論もあってはっきりはしないよう。恐竜の化石が、大きな爬虫類のものだと理解されるようになったのは割と最近の話ですしね。

↓肉食恐竜の頭蓋骨

大人気!

博物館でも、恐竜の全身骨格などは非常に人気がある展示品。迫力があって子供も好き。また、個人ので化石を集めているアマチュア化石マニアも数多くいます。

さらに、アンモナイトなど小さめで美しい化石はアクセサリーにされることも。琥珀なんかも化石の一種だけど、よく使われてます。そんな感じで、希少な化石ってのは高額で取引されているようですよ。

↓全身骨格! 超かっこいいですよね~!

現在では、研究用だけでなく↑に書いたような販売目的での化石発掘も行われているとのこと。

しかし、研究の視点からすれば化石が発掘場所から拡散するのは良くありません。化石はその場所の過去を示す記録なので。ちょっと問題になっているようです。

創作の中の化石と、その影響

化石は現実世界でも人気がありますが、創作・フィクション作品にも登場しますよね。巨大な恐竜の化石が動き出す! ってのは、映画や小説で良くある展開。

また、化石から古代生物を復元するってのも定番のパターン。こちらはゲームに多いでしょうか? やっぱり化石って神秘的でロマンを感じる物なので、製作者が使ってみたくなるのも分かります。

さらに言えば、フィクションの中に出てくる古代生物ってのは基本的に化石が元ネタと言えるでしょう。

恐竜を元ネタにした作品って結構ありますが、恐竜のさらに元ネタは化石。古代生物に関する知識は、化石を研究することで得られたもの

化石がなければ「古代生物・大昔に絶滅した生物」なんてアイディア自体が生まれなかったかも? 化石ってのは直接的にも間接的にも、創作の世界を豊かにしてくれていると言えます!

 

恐竜は化石が教えてくれた存在!

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分類

さて、化石は大きく分けると2種類あります。1つ目は「生き物の遺骸(=死体)」。恐竜やアンモナイト、三葉虫などが有名でしょう。

普通の人が化石と聞いてイメージするのはこれでしょう。皮膚・筋肉などの柔らかい部分は残らないので、骨・歯・殻などが主に発見されます。また、動物だけでなく植物の化石も多く発見されます。

2つ目が「生物の活動の痕跡」。つまり、足跡や糞など。これらは生痕化石(せいこんかせき)と呼ばれます。正直、一般人にとっては地味ですよね(笑) やっぱり、生物本体の方がインパクトありますから。

↓足跡の生痕化石

しかし、研究の資料としてはこちらも非常に重要。生物本体の化石だけじゃ、分からないことって多いわけで。

代表的なのは糞の化石でしょう。生物本体の化石だけでは食生活は良く分かりませんが、糞の化石を調べれば非常に多くのことが分かる。

同じように足跡の化石から行動様式などが推測できます。例えば、群れで行動していなのかどうかなど。生痕化石は地味だけど、ちゃんと価値があるってこと。

これ2つ以外の分類以外にも化石には色々と種類があります。生物本体の化石で骨などの成分が岩石などに変化しているもの、植物の化石が変形・変質したものなど。

石油・石炭・天然ガスなどは植物や微生物の化石が変質した物であって、文字通り化石燃料と呼ばれてますよね! 石油・石炭も化石なのです。化石を燃やしている、と書くともったいない気分に(笑)

さらに、形状的な分類として凹型を「モールド」、凸型を「カスト」と呼ぶそう。どんな分野も奥深いものですねぇ。

↓右が「モールド」、左が「カスト」

化石による研究

古くから化石の存在は知られていましたが、科学的な理解がされるようになったのは意外と最近のこと。まぁ、進化論もない時代に「大昔に生きていた、今とはまったく違う生き物の痕跡」とか思いつく方がおかしいですよね(笑)

例えば古代ギリシャでも化石は知られていましたが、「特殊な力によって石の中に生まれるもの」と考えられたりも。

また、キリスト教が広がると「ノアの方舟の時に起こった、大洪水の犠牲」なんて考え方も登場。

化石が「過去の生物の痕跡」であると理解され、研究が活発になったのは18世紀末から。マンモスの化石が研究され、現在の象とは違う絶滅した生物であることが発見されました。

ここを出発点とした化石の研究は、長い時間の中で生物が変化してきたという「進化論」の重要な証拠になりましたが、神が創造と破壊を繰り返したとする「天変地異説」なんて考え方もあったようですよ?

そして、化石を研究することによって多くのことが分かります。まずは「生命の起源」。オーストラリアでは34億6000万年以上前のバクテリアの化石が見つかっています。

少なくとも、この時期までには生命が誕生していたことが化石によって明らかになっている。しかし、34億年以上前の化石! すごい! 本当に、はるかな過去の話ですね……

次に、「生物の変化と分類」について。生物はどのように変化してきたのか、過去にどんな生物がいたのか、今の生物はどんな生物から進化したのか、生物はどのように分類すべきなのか、こういったことが化石から分かるんですよ。

古生物学・系統学・分類学といった学問もあります。化石ってのは、生物についての情報の塊と言えるでしょう。

また、少し視点を変えると「地質的な地球の変化」を知ることも可能。過去の大陸の形、地球の気温、火山活動の変化、など。

例えば「山の上で海中生物の化石が見つかった」なら、そこはかつては海の底であり、その後に大規模な隆起が起こったことが分かります。他にも「離れた大陸で同じ生物の化石が見つかった」なら、その2つの大陸が大昔はつながっていたことの証拠に。

化石からは生物だけでなく、地球のことも分かる! 化石ってのは、本当に多くのことを教えてくれるものなんですねぇ。

まとめ

・化石って、超かっこいいよね! 想像力が刺激される!

・恐竜の元ネタは化石。化石がなければ、恐竜をテーマにした作品もなかったはず

・化石にも色々な分類が。生痕化石は一般人にとっては地味だけど、研究には重要

・化石ってものは古くから知られていたけど、科学的な理解が進んで研究が活発になったのは18世紀になってから

・化石を調べると地球の地質の変化などの色んなことが分かる

 

 

生き物の進化が分かるのも、化石があるからこそ!

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