英単語はニュアンスの違いまで覚えよう! ~canとbe able toを参考に~

canとbe able toは同じじゃない!

日本の英語教育には言い換え問題というのが良くできます。例としては、

He can speak English.= He ? ? ?  speak English.

答えは is able to、って感じ。canとbe able to、両方とも可能を意味する表現ですね。

こういう問題、みなさんの記憶にもあるんじゃないでしょうか? 英語の文法問題としては定番でしょう。

しかし! 実際には、この2つは同じ意味ではありません! 表現が違うってことはニュアンアス(nuance)が違うってこと。

言い換えなんて出来ないんですよ。canの方は広い意味で「できる」って感じ。これに対して、be able toは「(物理的に)可能」というニュアンスがあります。

これは否定文とか過去形の方が違いが分かりやすいですね。まず、否定文を見てみると

I cannot go for a trip

I`m not able to go for a trip

cannotは何か別の用事でもあって行かないだけかもしれませんが、not able toの方は事故などで物理的に旅行へ行けないというニュアンスが出てきます。be able toの方がより厳密な意味での「可能・不可能」を表すんですね。

次に過去形を見てみると

I could go for a trip

I was able to go for a trip

couldの方は、実際に行ったかどうかは分かりません。(行こうと思えば)旅行に行けた、という状況を表しているだけ。

これに対しwas able toは(物理的な問題なく)旅行に行くことができた、というニュアンスであり実際に旅行に行ったはずです。

be able toは「(実際にやろうとしていることが、物理的に)可能」という感じ。実行できることをはっきりさせています。

また、be able to の方が厳密で固い表現のため一般的ではありません。普通はcanを使えばいいようです。日常会話の中でbe able toを使いまくると、周りからは少し変な人だと思われるかも。

言い換えはできないから!

似たような言葉であっても、別々の言葉である以上ニュアンスは違うのです。日本語でも「ごめん」と「申し訳ありません」は両方とも謝罪を意味する言葉だけど違いますよね。会社で上司に向かって「ごめん」なんて言ったらクビになると思います(笑)

テスト問題みたいな言い換えなんてできないってこと。英語を使いこなすには、こういった部分も押さえていかなくては。

非ネイティブには違いが分からなくてもネイティブには大違いだったりするわけで。英語学習は大変……

英単語を覚える時はニュアンスの違いまで覚えるべき。それなのに日本の学校教育だとニュアンスの違いって教えてくれないんですよねぇ。平気でcan=be able toとか言っちゃう。

確かに、言い換え問題ってのがペーパーテストで使いやすいの分かります。でも、ニュアンスは違うはず。そのニュアンスまでしっかり教えて欲しかったですよ……

まとめ

・表現が違うなら意味が違う。テスト問題みたいな言い換えなんて出来ない。

・英単語を覚える時はニュアンスの違いまで覚えるべき。