ドラゴンとワイバーンの歴史と魅力 ~ファンタジーの人気者!~

西洋の伝統的なイメージでは退治される悪役でしたが、今では多くの作品に様々な役割で登場! ファンも多数!

(この記事の画像は全て、ウィキペディアより)

というわけで、今回のテーマは「ドラゴン」。伝説の生物の中でも特に有名ですね! 英語ではdragon、日本語に訳せば龍・竜。

ただし、ここでは西洋の「ドラゴン」についてだけ取り上げていきます。東洋の龍・竜はまた別の時に

ドラゴンは大人気!

ドラゴンはファンタジーでは大人気でしょう。かっこいい! つよい! すごい! そういったイメージでよく登場。私も好きです!

物語で重要な役割を果たしたり、強大な力を持つモンスターだったり、魔法の名前に使われたり……

半神的存在・強大な悪凶暴なモンスター・人間の同盟者・知恵を授ける賢者・物語のラスボス、などなど……

さらに火だけではなく、風・雷・水・氷など多様な属性にも対応!

かなり多くのファンタジー作品でドラゴンが登場しています。しかも、かなり良い待遇で!「ドラゴンは弱い種族である」って設定のファンタジーなんてほぼないのでは?

他のモンスターと比べて、作品のタイトルになってることも多いですよね。「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とか、「ドラゴンクエスト」「パンツァードラグーン」「パズル&ドラゴンズ」などなど。

やっぱり他のモンスターとは別格の印象。ま~、恐竜もそうだけど巨大な爬虫類って男のロマン! 人気なのも当然。

ドラゴンの歴史

さて、現代ファンタジーでは善悪の両方の役割が与えられるドラゴンだけど、近代までは「悪」「怪物」として扱われることが基本

そもそも、古代ではドラゴーンまたはドラコという言葉は蛇を意味していました。羽もない蛇の化け物のイメージ

↓古代はヘビ型

神話に出てくる怪物も、ドラゴンというよりも蛇が一般的(ただし、トカゲに近い怪物が出てくることもあります)

ちなみに「恐竜の化石からドラゴンを想像したのでは?」という話も多くありますが、なんとも言えないようですね。まぁ、少なくとも「ドラゴン」という言葉の源流は蛇ってことで……

これが中世に入ってしばらくすると、今のような大きな羽を持ち火を噴くトカゲ、「ドラゴン」のイメージが固まってきます。また、棲み家は洞窟・地下とされることが多かったよう

キリスト教の説話のなかで、聖人に退治される邪悪なモンスターとして登場。聖ゲオルギウスのドラゴン退治などが有名でしょう

ただし、力強さや支配の象徴として紋章(=個人や組織を区別するためのマーク)にドラゴンが使われることもあったようですが。

基本的には悪・怪物とされてきたドラゴンだけど、近代以降ファンタジー作品が多く発表されるようになると扱いも多様化。悪だけでなく善なる存在としても表現されるように

特に日本人が創作する場合、東洋の竜・龍のイメージと混ざった影響も大きいと考えられます。こっちは元から別に邪悪な存在ってわけでもありませんからね。また、火ではなく水との関係が深いのも特徴では

ワイバーン

ドラゴンと関係の深いモンスターとして「ワイバーン」ってのもいますよね。こちらは4本足ではなく鳥みたいな姿。日本では「翼竜」と表現されることもあり、プテラノドンの形をイメージしてもらえば近いでしょうか。

ヨーロッパの伝統的なものとしては、一般的にはドラゴンの頭・コウモリの翼・一対のワシの脚・ヘビの尾に、尾の先端には矢尻のようなトゲを供えた空を飛ぶ竜とのこと。

このワイバーンはドラゴンから派生したものであり、比較的最近になって生まれた存在。↑に書いたようにドラゴンは紋章としても使われていましたが、古くは4本足も2本足も区別されていませんでした。

それがイギリスのテューダー朝(1485年 – 1603年)において、紋章の中の2本足のドラゴンを「ワイバーン」として区別するようになり、ここからドラゴンからワイバーンが独立していくのです。

ただし、足の数で区別されただけであって翼がないワイバーンなどもあった様子。現在の翼竜的なワイバーンのイメージが確立するのは近代になってからとのこと。

紋章の区別として生まれたモンスターなので古い伝説などには登場しません。多くの作品では「ワイバーンはドラゴンより弱い」という設定だけど、歴史的な流れで見てもドラゴンから分化した存在なのでしょうがないのかも?

ドラゴンにも色々ある!

ドラゴンが好き! という人は結構いて「ドララー」と呼ばれたりするそう。また、サブカルの界隈では外見も以下のように細かく分類され人それぞれのこだわりがあるそうです

外皮 – 被鱗竜(鱗ドラゴン)・被毛竜{ファードラ(ゴン)けもりぅ(けもりゅう・獣竜}・被膚竜(ツルツル・ツルプニ)

脚の形状 – 二脚{竜人(ドラゴニュート)・獣人} 四脚・無脚・多脚

翼の位置 – 二枚翼{ドラゴン(四脚三対竜)・ワイヴァーン(前肢翼二対竜)ワイアーム(前肢翼一対竜)}・多枚翼

翼の形状 – 蝙蝠翼・ 鳥翼・ 鰭(ひれ)

すごいです……ドラゴンといっても色々ありますねぇ。確かに哺乳類っぽいドラゴンとか、魚っぽいドラゴンとかも作品によっては出てきたりします。

この分類なら私は鱗ドラゴン・四脚・二枚蝙蝠翼、いわば西洋ドラゴンらしいドラゴンが一番好みですかね。みなさんはどんなドラゴンが好きですか?

あと、ワイバーン型の歩き方にも種類ありますよね。鳥みたいに後ろ足だけで歩くタイプと、羽を地面につけて4つ足みたいな方法で進むタイプ。私は羽を地面につけるタイプが好きでしょうか。

まとめ

・大人気! 出番も多いし、待遇も良い

・語源であるドラコーン、ドラコは蛇を意味する

・中世までは地下に住む邪悪なモンスター

・ワイバーンはドラゴンの印象から派生。イギリスのテューダー朝時代。

・ドラゴン、ワイバーンも色々!