『探偵』って、意外と実在する職業だったんだね……

探偵って、現実にある職業なんですよねぇ。創作の中だけじゃない。現実世界の探偵にも、色々と面白い話があったり!

というわけで、今回のテーマは「探偵」。依頼を受けて、情報を集める職業のこと。英語だとdetective。この記事で書くのは「名探偵」ではなく、探偵について。現実世界の話が中心です。

実在する!

いや、実在するのは当たり前なんですが(笑) 何だか、フィクション・創作のイメージが強すぎて!

普通に探偵会社があって、探偵として給料をもらって、探偵として生活してる人がいる。当たり前のことなのに、面白いというか(笑) なんだか探偵という言葉にロマンを感じすぎて、一般的な生活と結びつきにくい。

しかし、日本にも探偵は結構います。2014年の時点で、全国で5680の会社がある! かなり多いような!? これは会社の数なので、社員はもっと増えるでしょうし。

さて、この数はどういう意味かといいますと「探偵業者」として公安委員会に届け出ている数。探偵業って、国に認められてるんですよ。というか、法律もあります! その名も、「探偵業の業務の適正化に関する法律」(以下、探偵業法)

↑の届け出についても法律で義務付けられていて、他にも業務内容など色々と決められている。みなさん、知ってました?

ちなみに「興信所」って名前の会社組織もありますが、法律的には探偵業であり内容的には違いは少ないみたい。

なんだか、一気に現実的な話になってきました。ロマンが薄れたとも言えるかも(笑) このように「探偵」というのは実在する職業であり、日本だけでなく各国に存在します。法律が合って、免許や届け出が必要だってこと。

また、国際的な協会だってあります! ずばり「世界探偵社協会」(World Association of Detectives  通称WAD)なんだか、随分と組織的なんですね。いや、職業なんで当たり前なんだけども。

アメリカの探偵なんか、けっこう収入が良いようですよ。また、正当防衛を前提として小型武器の携帯が認められているとのこと。危険な仕事で死者も出るんでしょう。フィクション作品の主人公みたいに、死なない保障なんてありませんからねぇ。

仕事内容

ここでは日本の探偵業者の仕事内容を見てみましょう。

ネットで検索してみると、探偵業者のホームページが複数見つかります。そこを覗いてみると、どうやら「浮気調査」が主要な調査の1つらしいですよ? これまた、ロマンが薄れますねぇ(笑) 他にはストーカー対策・いじめ対策などなど。

また、個人だけでなく会社からも依頼を受けている企業もあるらしく、そういった企業では保険請求が適切なのか確認する「保険調査」、相手企業が信用できるのかを調査する「信用調査」などの仕事が大きいみたい。

まぁ、どちらにせよ殺人事件なんて対象外(笑) 当たり前だけど、刑事事件は警察官の専門分野。名探偵の行動ってのは、現実の探偵とは違いますね~。

フィクションの名探偵と違うのは、道具をどんどん使う所もそうかも。推理と言うより、証拠・情報集めが仕事なので! 頭の中で考えるより現場で情報を集める。

カメラなどの道具の性能を説明している企業もありました。良い機材を使って、良い情報を集める。それが現実の探偵なんです。

探偵の歴史

こういった探偵の始まりは、19世紀中ごろ。イギリスの「フランソワ・ヴィドック」という人が世界初の探偵だとされています。

この人も面白い人で、犯罪者→警察局長→個人で探偵業を設立、という感じ。警察時代から、密告・スパイを利用。犯罪すれすれの方法を使ったとされています!

自伝である「ヴィドック回想録」はフィクションの名探偵・推理小説の誕生に大きな影響を与えました。流石は世界初の探偵、すごい人ですね~。

日本でも19世紀末には探偵業はあったよう。1881年の新聞に、探偵会社の広告が載ってるんだとか。やっぱり、世界中に探偵業のニーズはあったんですね。

誕生背景の考察

最後に、「探偵という職業ができた背景」を少し考察してみたいと思います。

探偵の特徴といえば「民間の営利組織」だってことでしょう!  警察・スパイなどの「巨大権力によって作られた公的な組織」ではない。仕事内容などは似ている部分もありますが、大きな違いがだと言えます。

このような民間の情報収集組織が登場してきたってことが面白い。そして、この性質が誕生の背景にあります。

まず、中世以前は人々の生活範囲は基本的に狭く、行動の自由度も低いものでした。こういう状況では、わざわざ探偵なんていりませんよね。

近世の絶対王政に入ると、都市が発達し交通網が発達してきます。しかし、国の権力も大きくなり法律・警察・裁判所なども整備されてくる。王様と国が、上から社会すべてを管理しようとしたわけで。この段階でも民間の情報収集組織は出てきません。

近代になると、王政は廃止。同時に、産業革命によって民間の株式会社が社会の中心となっていきます。国民同士の「横のつながり」が活発に。こういう時代だからこそ、民間の組織である「探偵業者」が登場してくるわけでしょう!

探偵業ってのは、基本的に民間同士の問題を扱うもの。↑でも書きましたが、企業同士の信用調査ってのも探偵の重要な仕事ですし。一般人から依頼を受けて、報酬をもらう。別に国などの権力者から依頼をうけるわけじゃない。

なんだか当たり前の話かもしれませんが、探偵は近代にならないと成立しない職業だってこと。

まとめ

・普通に実在する職業。

・日本の探偵は、どうやら浮気調査が主要な調査らしい! 興信所も探偵業者

・探偵の始まりは19世紀中ごろ

・警察とは違う、民間の組織。一般人の横のつながりが強くなった時代だからこその職業

 

 

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