カリスマとは? ~努力では手に入らない、支配的な才能~

カリスマがある人って、かっこいいですよね~。現実でも、創作のキャラでも! 圧倒的な魅力があります。

という訳で、今回のテーマは「カリスマ」。人々を引き付け魅了する、飛び抜けた資質のことですね! 英語で言うとcharisma. 今では創作のキャラクターにも良く使われる言葉でしょう。

常人を超える資質!

預言者・英雄・教祖・独裁者・指揮官などが持つ、一般人とは違う圧倒的な存在感。それがカリスマです!

元々はギリシャ語であり、「神より賜った能力」という意味。神の恩寵として、キリスト教の聖書にも出てくる言葉。初めはキリスト教の中の用語として使われていた概念。

その意味のように、「神に選ばれた人、生まれついての才能」ってのがカリスマでしょう。一般人が努力して身に付けられるような能力ではないってこと。この点こそが、カリスマの魅力だと言えます。

「自分では絶対に出来ないことも、この人なら出来る!」「この人に付いていけば、今とは違う素晴らしい世界に行ける!」 人々にそう思わせる、強烈で激しい影響力を発揮します。

宗教の教祖なんかは、まさにカリスマでしょう。普通の信者の人が、「自分も努力すれば教祖になれるかも?」なんて思いませんよね。「教祖様は特別なんだ! この人を信じればいいんだ!」そう思うから宗教が成り立つわけですよ。

カリスマ的支配

今のように、カリスマという言葉が世界中に広がったのはマックス・ウェーバーという人がきっかけ。この人は社会学者であり、「支配の3つのパターン」を分析して発表しました。

それが、合法的支配(法律・ルールなど)、伝統的支配(慣習・しきたりなど)、カリスマ的支配(ある個人への、信仰心や崇拝)の3つ。

カリスマってのは支配的な資質なんですね。自分を頂点として、人々を従わせる力。戦争での勝利・予言の実現などによって人々はカリスマを崇拝し、熱狂的に行動します。

歴史上には、様々なカリスマ支配の例があります。政治的なものでは軍事カリスマ(ナポレオン・アレクサンダー大王など)、雄弁カリスマ(リンカーン大統領・ヒットラーなど)。

宗教的なものでは預言カリスマ(イエスキリスト・マホメットなど)、呪術カリスマ(卑弥呼など)があるとされます。

日常化

平和で、何の問題もない時にカリスマは必要とされません。大きな危険がある時、社会が変化しようとしている時にこそカリスマが活躍する。

なので、カリスマ的支配は長続きしません。少なくとも、何百年も続くタイプではない。途中から組織による合法的支配、血縁による王位継承などの伝統的支配へと変わっていくことに。

こういったことは「カリスマの日常化」と呼ばれています。カリスマってのは非日常的なものだと言えるんですね。

問題点

さて、今までも書いてきましたが「カリスマ的支配」ってのは、個人に対する一般人に対する崇拝と熱狂。これが問題を発生させたりします。つまり、独裁になりやすい。

↑で書いた雄弁カリスマで社会を支配したヒットラー。彼の独裁によってナチス・ドイツは虐殺や戦争などの大問題を引き起こしました。カリスマってのは人々を魅了し社会を動かす能力だけど、必ずしも良い方向に行くとは限らない。

また、カリスマへの信仰心が無くなると一瞬で崩壊してしまうのも欠点。戦争での敗北などによりカリスマが失敗すると、人々の崇拝と熱狂は一気に失望と怒りへと逆転します。個人による支配である以上、崩れやすい支配であるわけですね。

創作の中のカリスマキャラ

ここからは創作・サブカルの話。カリスマ性のあるキャラって、創作の中でも人気ありますよね~! 現実世界ではカリスマ的支配は問題があったりしますが、創作なら問題なし。カリスマの魅力だけを味わうことができます(笑)

そして、作中のキャラクターだけでなく「消費者」すらも魅了してこその、カリスマでしょう!

作中ではカリスマ扱いでも、その魅力が消費者に伝わらないとダメですよ。消費者も熱狂させてしまう、そんなキャラクターが素晴らしい。

カリスマキャラってのは、どちらかと言えば悪役の方が多いでしょうか。↑で書いてきましたが、カリスマってのは支配・独裁と関係が深いもの。

みんなと一緒に頑張るというより、人々を従えるタイプの方が近いってものですよ。「悪のカリスマ」なんて言葉もありますしね~

 

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そんなカリスマ性のあるキャラクターを作るにはどうすればいいか? 色々とあるでしょうが、1つは「超えられない壁」があると演出することだと思いますね。

語源の所で書きましたが、カリスマってのは「神が与えたもの、生まれついての資質」なのです。努力だけで手に入るものではない。

他の一般キャラクター、そして消費者では絶対に越えられない壁。それがカリスマには必要なんじゃないでしょうか。

強さでも信念でも夢でも外見でもいいけど、とにかく超えられない壁がある。そういう部分が魅力なんじゃないかと。

まとめ

・元々はギリシャ語であり、「神より賜った能力」という意味。

・一般人が努力して身に付けられるような能力ではない。だからこそ特別で魅力がある

・カリスマってのは支配的な資質

・作中のキャラクターだけでなく「消費者」すらも魅了してこその、カリスマ!

・絶対に越えられない壁。それがカリスマには必要では。