血液型と性格 ~迷信なのに、定着しちゃったもの~

血液型と性格に関係ないけれど日本社会に定着しちゃってます。考えてみると、色々と面白いですよね!

というわけで、今回のテーマは「血液型と性格」。日本だとA・B・O・ABの4つの区分が有名でしょう。

しかし、そもそも「血液の分類の仕方」は多くの種類があります! 血液は4種類しかない、なんて話じゃないんですよね~

ABO型の分類は赤血球に注目したものだけど、他にも白血球に注目した分類なども。細かい部分も見れば血液型は膨大な数があり、完全に一致するのは一卵性双生児ぐらいだと言われています。

日本だけの迷信!

改めて書いておきますが、血液型と性格の関係性は無し。科学的根拠は見つかってません。迷信なので使わない方がいいでしょう。

ブラッドタイプ・ハラスメント(通称ブラハラ)なんて言葉もあるみたいですし。実際問題、ネタにされてる方は結構つらいもの。みなさんも経験あったりしません?

そして血液型と性格が関係する、なんて言ってるも日本だけ。(日本から伝わった韓国・台湾では割と知られているようですが)海外の人に言ったらオカルト扱いされます、注意!

血液型分類の意外と怖い歴史

1900年にオーストリアの医学者が初めて血液の型を発見しました。これがABO型の分類で一番古い血液の分け方です。

その後、血液型は人種差別に利用されるようになっていきます。この時期は人種差別・優生学(人種や民族によって、生まれつき能力に差があるという考え方)が強い影響を持っていました。そこで、血液型が注目された。

血液型は遺伝することが当時でも発見されていました。そこから、「血液型によって性格などが決まる=血液型は遺伝する=人間は遺伝子によって決まる=優生学は正しい=我々の民族は優秀である!」って考え方が出てくるわけですよ。

実際にナチス・ドイツが、この考えを利用しました。「ドイツ人は血液型が~型なので、他の民族より優秀である!」的なことを宣伝。いや~、怖い話。やっぱり、人間は生まれつき性格・能力が決まっている、なんて考え方は危険だと言えるでしょう。

日本にはドイツに留学していた人から、血液型というアイディアが持ち込まれます。ただし、この当時も調査の結果として学会で否定されました。その後は第二世界大戦に突入し、血液型も忘れられていきます。

日本で血液型性格分類が再登場したのは、1971年。能見正比古という人が「血液型で分かる相性」という本を出版。続けて、1973年に「血液型人間学」という本も出版。この2冊がヒットして、日本に血液型が定着することに。

1980年代以降は、テレビ・音楽などの分野で良く出てくる定番ネタに。インターネットが発達してからも状況は変わらず、ちょっと検索すれば血液型を前提にした情報が大量に見つかります。

考えてみると、面白い

ここからは血液型性格分類について、おもしろおかしく考えてみたいと思います! 血液型から色々と考えることができるんですよ~

迷信が社会に広く定着することがある

まずは、これ。血液型と性格の関係なんて、戦前には否定されています。それなのに、1971年以降、日本社会に広く定着してしまいました。別に学会で認められたとか、学校で教えられたとかじゃないんですよ? 考えてみれば面白いと思いません?

社会常識なんて、意外と根拠がないってこと。血液型だけの話ではありません。今、私たちが信じているものも意外と科学的な根拠なんて無いのかも? 常識を疑ってみるのも、ありですよ。間違った情報でも、みんな信じちゃったり。

例えば「女性=数学が苦手」ってのも、科学的な根拠は無いかもと言われています。「社会全体での思い込みなのでは?」なんて研究結果があったり。意外と、迷信って定着したりするんですよ。

間違いだと分かっても、社会から無くすことは難しい

どちらかと言えば、こっちの方がもっと面白いかも。今となっては、血液型性格分類は迷信であることが広く知られています。これまた、ネットで調べれば多くの情報が出てきますし。

しかし! 今でも使われる定番のネタですよね。日常生活の中で血液型について話してる人は普通にいます。科学的には根拠なんて見つからない、だけど無くならない。

逆に、「血液型と性格に関係性はない! 非科学的だ! 禁止にしろ! 絶対に使うな! 口にする奴はクズだ!」なんて言ったら、その人の方が嫌なやつだと思われますよね(笑) それに血液型について話をしている人が、完全に性格分類を信じているわけでもないでしょうし?

単純に「科学的には間違っている!」なんて言っても、あんまり効果ないってことですよね。単純な正しさだけで、社会が動くわけじゃない。一度定着した考え方は、そう簡単には変わらない。

これは他の区別・差別も似たようなものでしょう。社会全体の考え方を完全に変えることは、非常に難しくて時間がかかる。血液型性格分類から、そんなことを考えることもできる!

創作キャラクターの血液型

最後にサブカルの中の話を。これまた、考えてみると面白い気が!

創作の中では、性格と血液型は一致する!

日本のフィクション・創作では、キャラクターにも血液型が設定されていることが多いですよね。そもそも、血液型をメインテーマにした作品なんかもあったり。これら場合は、性格と血液型は一致することが良くあります。

まぁ、当たり前ですが(笑) 性格に合わせて血液型を後から設定してますから。しかし、結果だけ見ると血液型性格分類が正しいことになってしまう。漫画などを読んで、「あー、このキャラって~型だったのね。そうだと思った!」なんて経験あるのでは?

つまり、現実で血液型が流行る→サブカルにも取り入れられる→逆に現実に影響を与える、という流れ。情報がグルグル回って、出発点が分からなくなることもある。お互いがお互いに影響を与える感じ?

外国人にとっては、意味不明!

さてさて、そんな血液型のキャラ設定も外国の人には意味不明。「なんで、わざわざ血液型なんて決めてあるんだ……? 輸血でもするのか?」なんて思うでしょう。

例えば「耳の形」について、わざわざ設定してあるみたいなものですからね(笑) 血液型が意味を持つのは、日本だけ。それ以外の人には、意味不明な情報。

われわれが外国の作品に対して「なんだこれ?」って思うことはありますが、外国の人も日本の作品を読んで「なんだこれ?」って思ってるわけで。面白いものですねぇ。

まとめ

・そもそも血液は4種類だけじゃないから!

・血液型と性格は関係なし! 科学的根拠なし!  こんなこと言ってるのも日本と一部の国だけ

・人種差別に使われた歴史も

・意外と迷信が社会に定着することもある

・迷信だと分かった後でも無くすことは難しい

・外国人にとって、血液型のキャラ設定なんて意味不明(笑)

 

 

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